蝉しぐれ選手交代ハ短調

ID番号 6006486 更新日  2022年8月22日

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浜木綿

夏休みも残すところあと1週間。「校長室」も長らく留守にしておりましたが、またボチボチ始めようと思います。

生徒たちは、もういつ始まっても大丈夫状態になっているでしょうか。期待半分、心配半分といったところです。宿題の終了度はどんなものでしょう。よく、宿題を早く片付けて、あとは夏休み満喫! そんな計画を思い描く人は少なくないと思います。もちろん、それに越したことはないのでしょうが、問題は早く片付けた後のことです。安心して何もしないとなると、せっかく勉強したことがどんどん抜けていくばかり。ペース配分を考えて、夏休み終了3日前に完結! これも十分とは言えません。学校からの宿題は、あくまでも最低限のものです。宿題を終えた後に、自分がしたい勉強、足りていない勉強に取り組んでこその夏休みなのでは? ちょっと理想を言いすぎましたか。

 

鳴いている蝉も選手交代です。思い込みというやつはあるもので、寂しげに鳴くヒグラシが夏の終わりを告げるのかと思っていたら、そうではなく、名前の通り夕暮れ時に登場するわけで、アブラゼミやクマゼミ、ミンミンゼミと時期的には変わらないのだとか。夏の終わりを告げるのは順番でいうとツクツクボウシだそうです。そういえば・・・という感じですね。ツクツクボウシが「短調」を奏でているかは定かではありませんが、残り少なくなった夏休み、郷愁のイメージからこじつけました。