夏帽子じっと見ておりフェルメール

ID番号 6006500 更新日  2022年8月26日

印刷大きな文字で印刷

鹿の子百合

校長室再開と言いながら、ここのところ出張やら会議やらの連続で、なかなか時間をとることができませんでした。

土曜、日曜をはさんでいよいよ2学期、学校再開です。最近は、夏休み終了間近になると、いろいろなところからメッセージが発信されるようになりました。不安や悩みがあったら相談を。確かにしんどさを一人で抱え込んでしまうといけないし、相談できるところがあることは安心材料につながります。それに対して批判や反対をいうわけではありません。でも、いつも思うのは、いつから学校へ行くことがそんなにエネルギーが必要なことになってしまったのかな。しんどいことのように思われるようになっちゃったのかな。長い休みが終わって、早く友達に会いたいな。学校へ行くのが楽しみ! 本来はそんな姿が当たり前であるべきかなと思います。何が足りないのかな。何か間違っていることはないのかな。常に見直していかなければなりませんね。

 

個人的には、夏休みは俳句への取組を頑張ってみました。表題の一句は、やはり美術館での一コマでしょうか。(ベタな世界から抜け出ていないか。)絵画に精通しているわけではありませんが、フェルメールという画家がいます。ファンの方もいるのではないでしょうか。現存している作品がとっても少ない、なんてこともどこかに書いてありました。いちばん有名だと思われる作品は、多分あれですよね。鮮やかな青を使った少女の絵。その絵にじっと見入ってるのは、夏帽子をかぶった、さてどんな人なんでしょうか。大好きな絵と二人っきりの時間。そんな時間がこのまま止まってしまえばいいのに。あるいは、絵そのものというより、夏休みの終わりを名残惜しく思ってる子ども。そんな単純なことなのかもしれません。