楽しんでいってくださいそう言って指差し確認出発進行

ID番号 6006794 更新日  2022年9月28日

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カニのつり革

数年前、地方のローカル鉄道に乗ろうと出かけたときのことです。2両編成の赤い電車を降りて、電車の写真を撮っていた私に、運転手さんが。「(発車しても)いいですか。楽しんでいってください。」彼は、私が写真を撮る間、少し出発を待ってくれて、そんな声をかけてくれたのです。なんだかうれしい1日になりました。また、ある駅では、駅員さんが「(朝)早いですね。私も(電車の写真を撮りに)行きたいと思うんですが、なかなか休みが取れなくて。休みが取れたと思えば天気が悪かったり。どうもいけません。」と気さくに話しかけてくれたりしました。なんだこの会社は?電車好きの集まりか?なんて思ったりしました。でも、好きな仕事ができること。仕事を楽しむことができることって、素敵なことだと思います。

トライやる・ウィークを控えた2年生が職業学習をしたときに、「共創(きょうそう)」とういうキーワードがあったようです。「ともにつくっていく」そこの喜びや楽しさがある。そしてさらに言うなら「共創」の中に、いい意味での仲間との「競争」や文字通り他社との「競争」がある。すべての人が自分が望む仕事ができているわけではありません。収入を得る、生活をするということでは、おかれたところで咲くと考えなければならない。それでもやはり、楽しく仕事ができる、に越したことはありません。2年生たちにも、得るものが多いトライやる・ウィークであってほしいと思います。