静寂ののち荒々し風紋の はるかはるかに旅する心

ID番号 6007573 更新日  2022年12月19日

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雪化粧と楽器

冷え込んでいます。今朝は校内の水たまりにも氷が張り、「初氷」なんていう話題も出ておりました。家を出るときの車の温度計もー1度を示しておりました。

昨日は本校吹奏楽部第40回定期演奏会。多くの方にご来場いただきありがとうございました。今年度はまだ週末にコンクールがあるということですが、定期演奏会は3年生の部員にとっては3年間の活動の集大成ともいえるかと思います。どんな思いで楽器を手にしているのかな。どんな思いで客席からの拍手を聞いているのかな。そんなことを思いながら、私も聞かせてもらいました。人数が少ないということは、他への依存心を捨てなければならないということでもあるし、一人ひとりが自らの演奏に確かな自信をもっていなければならない。そんな重圧もあるでしょうけれど、根本に、「音楽が好き」「仲間と音楽を共有する時間が好き」という気持ちを持っていてほしいと思います。

コンクールでも演奏した「風紋」。自然の壮大さ造形美をイメージさせてくれる曲です。強風で舞い上がり砂嵐と化す激しさ、風がやんで訪れる静寂の中で沈黙する大地、わずかな風で刻一刻と表情を変えていく砂。そんな映像が伝わってくる、とてもステキな演奏でした。