校長室　本日その2

v

宝塚市では12月をいじめ防止強化月間と定め、いじめ防止への意識を強めていく機会としています。強化月間でなくても、いじめのことを考えていくのは日常的なことだといえますが、ひとつのきっかけにはなります。「五中のいいとこミッケ」は私の好きな言葉ですが、4月に着任して以来、たくさんのいいところを見てきました。そして今日もびっくり！そして感心！

4校時に全クラスでいじめを考える授業。ここまではどの学校でもよくあることですが、その授業を進めるのは生徒会執行部のメンバー。6人のメンバーが一人ずつ各クラスに入って、お手製の資料を使いながら進行役を務めてくれました。文化発表会の時のいじめを題材にした動画（これも生徒会執行部作成）を見ながら、いじめが疑われる場面を想定し、こんな時どうすればいいんだろう？班で相談する時間を入れながら、みんなから意見を求め、決して一つではない答えを考える時間にしてくれました。

これってすごいな、と思いました。五中の先生に言わせると、「いつもやってますよ」ということになるんでしょうが、私にとっては感動ものでした。一方的に教えるということではなく、一緒に考えるという姿勢が素晴らしいと思います。こうして、みんなでいじめのことを考える時間を持つことが、いじめのない学校づくりにつながっていくと思います。