ちはやぶる神へと続く十八番札 君に取られてあおぐ天井

ID番号 6007857 更新日  2023年1月31日

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百人一首大会

昨日、1年生が百人一首大会をしておりました。得意にしている生徒や十八番がある生徒もいるようで、読み始めの何音かで「はい」の声も聞こえて来ました。残り枚数が少なくなるとさらに激戦に。白熱し、徐々に上着を脱いで気合を入れる生徒も出てきたりして盛り上がっておりました。

百人一首は学びの宝庫です。和歌というジャンルで国語の授業で勉強することが多いかと思いますが、社会の教科書に登場する人物もたくさん歌を詠んでいます。紫式部や清少納言(親子で入ってます)、菅原道真(天神様、神のまにまにの作者です)、天智天皇(大化の改新)、後鳥羽上皇(承久の乱)などなど。歴史的な背景が歌に反映されているものもあり、そういった目線で学びを深めていくのもいいかもしれません。

私もかつてはたくさん歌を覚えましたが、今はさっぱり。子どもたちの記憶力のよさには到底かないません。反応が早い生徒は、「村雨の」(上の句が「む」で始まるのは1枚だけなのですが)で、即「霧立ち上る」(下の句が「き」で始まるのも1枚だけ)が浮かぶのでしょうが、私などは「村雨の露もまだひぬまきの葉に」までたどらないと下の句が出てこないことが多いです。これでは勝てませんね。

旺盛な好奇心は脳の活性化につながると思います。百人一首ならずとも、いろんなことに興味をもって学びを深めることは大切ですね。