冬将軍ふとんが我を離さない  生徒作品

ID番号 6007881 更新日  2023年2月1日

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雪景色

五中俳句王が決定しました。

表題の一句です。この俳句の面白いところは、ひとつは「わかるわかるそれ」という感情の共有ができること。もう一つは逆転の発想のユニークさです。冬の寒い朝、ふとんを離したくないのは自分であって、ふとんが自分を離してくれないわけではありませんよね。そこをあえてこういう表現にした面白さが、たくさんの生徒たちの支持を得たのだと思います。なんと作者は1年生! 何回か行った全校句会で初めての1年生チャンピオンです。

生徒投票による俳句王決定は第5位までの表彰を考えていたのですが、5位まではすべて1票差。しかも3位と5位は同票で2句という大接戦でした。(レベルが上がってきた!?)そして、いいなと思った入選句とした45句のいずれにも票が入ったということです。色んな句を作る人がいて、色んなよさを感じてくれてるのだと思います。第2位~第5位の入賞句は以下の通りです。

第2位 「干支兎雪上跳ねて年を呼ぶ」

第3位(同票) 「ぼたん雪私の恋と落ちてゆく」「お正月推しの配信神ってる」

第5位(同票) 「その言葉信じてみよう初みくじ」「初みくじ見れば見るほど『すんっ』となる」

色とりどりのたくさんの俳句を作ってくれた生徒のみなさんに感謝です。楽しく読ませてもらいました。