道半ばあせらなくてもいいじゃない　そういつだって私は私

少し昔に作った歌を引っ張り出してきました。

これまでに作ってみた短歌（のようなもの）を読み返すと、「へえ、なかなか上手く作れてるんじゃない」と思うのもあれば、「なんだかなあ。もうちょっと言いようがなかったのかな」となるのもあります。（後者の方が圧倒的に多いですが）表題の一首を再登場させたのは、思い出したことがあったから。

今日から明日にかけて3年生は公立高校の推薦入試、特色選抜です。その面接練習をした時のこと。いつもは明るく活発な彼女が、緊張のあまり自分のよさが十分に発揮できていないように思いました。メッセージカードに「自分らしさが出せるように」と書いたところ、翌日に彼女は「私の自分らしさって何でしょうか？」と聞きに来てくれました。「自分らしく」はいろんなところでよく使われますが、いざ、それってなんだろうって考えると、案外悩んでしまうことがあるかもしれませんね。私自身も、「自分らしさ」を聞かれると、ちょっと困ってしまうかも。うまく伝わったかわかりませんが、「自分らしさっていうのは、自分の長所、自分が持っているいいところだと思うよ。この4月からあなたの頑張りを見てきて、あなたにはたくさんいいところがあると先生は思うよ。」そんなふうに話しました。

そんな彼女はもちろん、今日明日の入試を受けるみんなが、自分のいいところ、自分らしさをしっかりとアピールできることを願っています。