2025年11月前半の学校の様子
広がれ・・・心のハーモニー(大西裕子先生による特別合唱指導)

11月6日は「松葉ガニ漁解禁日」です。冬の味覚の王様とも呼ばれる松葉ガニ(ズワイガニ)は、山陰地方を中心にこの日から漁が始まり、全国に出荷されます。兵庫県では香住や浜坂などでも水揚げされ、地域の誇りとして親しまれています。松葉ガニは、身がぎっしり詰まっていて甘みが強く、刺身・焼きガニ・カニすきなど、さまざまな料理で楽しめます。寒さが深まるこの季節、食卓に並ぶ松葉ガニは、家族の団らんを彩る存在でもあります。
さて、そんな季節の移ろいを感じるこの時期、学校では音楽会に向けて特別合唱指導が行われました。11月5日(水曜日)・6日(木曜日)の二日間にわたり、元すみれガ丘小学校合唱部を率い、NHK全国学校音楽コンクール全国大会に5回出場(うち金賞1回)された合唱のスペシャリスト・大西裕子先生をお招きしました。大西先生の的確なアドバイスと温かいご指導のもと、子どもたちの歌声はみるみるうちに変化し、心をひとつにした美しいハーモニーが体育館いっぱいに響き渡りました。特に、声の重なりや響きの大切さを体感した子どもたちの表情は、真剣でありながらも喜びに満ちていました。「声が重なるって、こんなに気持ちいいんだ!」「みんなで歌うと、心がつながる感じがする!」そんな児童の声が、音楽の力と仲間との絆を物語っていました。音楽会本番に向けて、子どもたちの成長がますます楽しみです。
11月5日は「縁結びの日」~秋の味覚とともに、つながりを感じる一日~

11月5日は「縁結びの日」です。「いい(11)ご(5)えん」と読むと、「良いご縁」という言葉になります。人と人とのすてきな出会いやつながりを大切にしようという意味が込められています。島根県の出雲大社では、旧暦10月(今の11月ごろ)に全国の神様が集まる「神在月(かみありづき)」という特別な月があります。この時期、神様は人々のご縁を結ぶために出雲に集まるとされており、まさに「つながり」を感じる季節です。
さて、そんな「縁結びの日」に、2年生の教室を覗いてみると——図工の時間に、秋の味覚を題材にした絵を描いていました。机の上には、先生が用意し本物の鳴門金時、柿、クリ、黒枝豆が並びます。子どもたちはそれらをじっくりと観察しながら、大きな画用紙に丁寧に描いていきます。「この柿、つるつるしてる!」「クリのトゲトゲ、むずかしいなぁ」と、つぶやきながらも、色や形にこだわって筆を動かす姿が印象的です。最後には、それぞれの作品に文字を添えて完成させます。秋の実りを通して自然とのつながりを感じ、人とのご縁を思う——そんな心あたたまる一日となりました。
全校朝の会(一つ一つ)

11月4日は「ユネスコ憲章記念日」です。1946年のこの日、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の憲章が正式に発効されました。ユネスコは、教育・科学・文化を通じて、世界の平和と人類の福祉を促進することを目的とした国際機関です。日本は1951年に加盟し、以来、世界遺産の登録や教育・文化の国際交流、持続可能な開発目標(SDGs)に関する取り組みなど、さまざまな活動に参加しています。本校でも、日々の教育活動を通して「平和を願う心」や「多様性を認め合う姿勢」を育んでいます。子どもたちが未来の世界をよりよくしていく力を身につけられるよう、これからもユネスコの理念に通じる教育を大切にしていきたいと思います。
さて、
11月4日(火曜日)の全校朝の会が行われました。校長先生からは、まず10月の生活目標「日常の五心(はいという素直な心・すみませんという反省の心・おかげさまという謙虚な心・私がしますという奉仕の心・ありがとうという感謝の心)」の振り返りがありました。続いて、11月に開催される「長尾っ子コンサート」に向けてのお話がありました。ノーベル賞を受賞した坂口志文さんの座右の銘「一つ一つ」を紹介されました。音楽会でも、先生や友だちと「一つ一つの音」を大切にしながら、心を合わせて美しいハーモニーを奏でてほしいという願いが込められていました。
生活指導の先生からは、11月の生活目標「どんぐり 石 かきなど なげない」が発表されました。秋の自然に親しむ季節ですが、遊び方や安全への配慮も大切です。友だちと楽しく過ごすためのルールをみんなで守っていきましょう。保健の先生からは「目を大切にする」ことについてのお話がありました。読書やタブレット学習が増える中で、目の健康を守るための生活習慣について、わかりやすく説明がありました。また、「お~いお茶新俳句コンクール」で入賞した児童の表彰も行われました。自分の思いを言葉にして表現する力が認められ、みんなで拍手を送りました。

