2025年12月後半の学校の様子
校区人権市民集会

12月19日は「日本人初飛行の日」です。1910年12月19日、東京・代々木公園で、徳川好敏さんがフランス製のアンリ・ファルマン複葉機を操縦し、日本人として初めて動力飛行に成功しました。この飛行は、飛行距離約3キロメートル、最高高度70メートルという記録を残し、日本の航空史の幕開けとなりました。遠い昔の挑戦が、今の空の旅や安全な航空技術の発展につながっています。児童のみなさんにも、「新しいことに挑戦する勇気」を大切にしてほしいと思います。
さて、12月18日(木曜日)10時から校区人権市民集会を実施しました。今年も、地域・保護者の皆様にご参加いただき、子どもたちが日頃の学びを発表する貴重な機会となりました。第1部は「子どもたちによる人権作文発表」でした。身のまわりの出来事や日常生活の中で感じた人権に関する気づきについて、自分の言葉で、堂々と、しっかりとした態度で発表する姿がとても頼もしく感じられました。子どもたち一人ひとりが、相手を思いやる気持ちや大切にしたい価値観を素直に語ってくれました。第2部は檜垣彰子さん(アニメーター・防災士)による講演会でした。演題は、「ネット社会に潜む危険性とその対処法について」・・・近年、子どもたちが日常的にインターネットに触れる機会が増えている中、「どんな危険があるのか」「どう身を守ればよいのか」という点を、具体的な事例を交えながら分かりやすくお話しいただきました。保護者や地域の方々にとっても安全なネット利用について改めて考える大切な時間となりました。
理科「音の不思議」〜糸電話で楽しく学習〜(3年生)

12月18日は「東京駅完成記念日」です。1914年12月18日、東京の中心である丸の内に東京駅が完成し、完成式が行われました。赤れんが造りの荘厳な駅舎は、辰野金吾を中心とした建築家たちによって設計され、日本の近代化を象徴する建築として高く評価されています。東京駅は開業以来、多くの人々の往来を支えるターミナルとして発展し、戦災による焼失や度重なる改修を経ても、その歴史的価値は失われることなく現在へと受け継がれています。今では観光名所としても人気があり、国内外から訪れる多くの人々に親しまれています。
さて、3年生は理科の学習で「音の不思議」について学んでいます。今日は、身近な道具を使って音の伝わり方を確かめる学習として、糸電話を使った活動を行いました。はじめに、2人一組で糸電話を使い、音が糸を伝わって相手に届く仕組みを体験しました。子どもたちは、糸をピーンと張ることで声がはっきりと聞こえることに驚き、「なんでこんなに聞こえるの?」と興味津々の様子でした。さらに今日は、発展的な活動として、なんと6人で一緒に糸電話を使うことに挑戦しました。数人分の糸を中心で結び、順番に話していく方法です。人数が増えると聞こえにくくなるのでは、という予想もありましたが、実際に話してみると2人のときと同じように声が届き、子どもたちは「6人でも聞こえる!」「すごい!」と大歓声。音が糸を振動させて伝わるという仕組みを、実験を通して実感していました。これからも、子どもたちの「なぜ?」「どうして?」を大切にしながら、理科の楽しさと不思議さにふれる学習を進めていきます。
主人公の気持ちを読み取り、学びを広げる姿(3年生)

12月17日は、「飛行機の日」です。1903年12月17日に、アメリカのライト兄弟が人類で初めて動力飛行機による飛行に成功したことに由来しています。ノースカロライナ州キティホークで行われたこの実験では、弟のオーヴィル・ライトが操縦した最初の飛行は飛行時間12秒、続く4回目の飛行では兄ウィルバーが操縦し、59秒・約260メートルもの飛行に成功しました。これらの挑戦は、長年人々が夢見てきた「空を飛ぶ」ことを現実のものとし、現在の航空技術の原点となりました。今日私たちが飛行機で世界中へ移動できるのも、ライト兄弟の勇気ある挑戦のおかげです。
さて、3年生は国語科で「三年とうげ」の学習に取り組んでいます。授業では、物語の主人公であるおじいさんの心の浮き沈みをタブレットを使って“気持ちの変化の線”として表す活動を行いました。子どもたちは、場面ごとに「うれしい」「ほっとした」「こわい」「心配」など、どのような気持ちだったのかを自分なりに考え、その理由を文章から見つけて発表し合いました。友だちの意見を聞くことで、「そんな見方もあるんだ」と新たな気付きも生まれ、物語を深く捉える姿が見られました。さらに、学習の発展として、「三年とうげ」とは別の民話を読み、自分のお気に入りの作品を紹介し合う活動にも取り組みました。それぞれが選んだ民話の魅力をまとめ、友だちに分かりやすく伝える姿から、物語に親しむ楽しさが広がっていることが感じられます。3年生の子どもたちは、物語の読み取りを通して、「相手に伝える力」や「自分の考えを深める力」を着実に伸ばしています。
ビーフカレーで大喜び

12月16日は「電話創業の日」です。1890年12月16日、日本で初めて電話事業が始まりました。東京と横浜を結ぶ電話サービスで、当時の加入者は東京155台・横浜44台。交換手は女性7人・男性2人で、24時間体制で対応していたそうです。電話の誕生は、人と人との距離を大きく縮め、社会の発展に大きな役割を果たしました。今ではスマートフォンやインターネットで簡単に連絡が取れる時代ですが、その原点はこの「電話創業の日」にあります。コミュニケーションの大切さを改めて考える日になりそうですね。
さて、12月15日(月曜日)の給食は「麦入りご飯・ビーフカレー・牛乳・サバとわかめの和え物」 でした。ビーフカレーということで、朝の登校時から子どもたちの間で話題になっていました。11月から補助金により給食費が55円上がったことで、献立がさらに充実し、今日はとてもゴージャスなメニューでした。明日16日(火曜日)は、フライドチキンが登場するクリスマス献立です。給食は、子どもたちの学校生活の楽しみの一つ。「今日の給食は何かな?」とワクワクしながら過ごす時間が、学びとともに心を豊かにしています。

