修学旅行2日目

宮島の歴史は深く,厳島神社は平成8年(1996年)にユネスコ世界遺産に登録された建造物です。平清盛が建立し,今日まで,台風・高潮の影響・被害を受けながらも,そのたびに修復を繰り返し大切に保存されています。海の上に立つ社殿や大鳥居の朱色が鮮やかに青空に映え日本の文化や歴史を感じさせてくれます。子どもたちも,大鳥居の前で記念撮影をしたり,おみやげを選んで買ったり,と友達と過ごす思いで作りの一日を過ごしました。

【なぜ広島ではお好み焼きなのか?】
広島風お好み焼きのルーツは,大正時代に関西地方で誕生した「一銭洋食」だと言われています。これは水で溶いた小麦粉を薄く伸ばして焼き,その上にネギや粉がつおなどの簡単な具を乗せ,それを半分に折ってソースをかけて作られた物で,主に子ども向けのおやつとして駄菓子屋で販売されていました。
1945年(昭和20年)8月6日,広島市中心部に一発の原子爆弾が投下されたました。そのたった一発により広島の街は一瞬にして灰燼に帰し,生き延びた人々は今日一日を生きるのに必死になりました。終戦後、食糧難を救うためにアメリカ軍による配給で多かったのは小麦粉でした。広島の人々は小麦粉で,かつては子ども向けのおやつだった「一銭洋食」をベースにした料理を作ることを始めました。具には海産物や野菜を加え,高騰していたネギの代わりに安価でボリュームのあるキャベツを入れ,鉄板の上で重ね焼きをして調理をしました。それらは主に屋台で売られ,腹持ちを良くするために焼そばを加えるものも出始めました。これが、広島風お好み焼きの原型となっていったのです。(参考:クックドア「お好み焼きの基本情報」)

今日はおうちの人ともしっかりお土産話をして,ゆっくり休んでくださいね。
9日の月曜日からまた元気よく登校する姿を全校生で楽しみにしています。どんなことを学んできたのか,また全校生へ平和への願いや思いを伝えてほしいと思います。