6年生 アウトリーチ事業 ヴァイオリンの音色

ID 6011954 更新日  2024年12月16日

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6年生
 今日は6年生が「アウトリーチ事業~プロの音楽家による演奏会~」を体験しました。
 鑑賞したのは「ヴァイオリンとピアノ」の演奏です。講師の先生はヴァイオリンは中田潔子さんとピアノは中田真理さんです。
6年生
 子どもたちは演奏が始まると,目の前のヴァイオリンの音色やピアノの音色に圧倒され,瞬きを忘れるほど見入っていました。
 演奏と演奏の間には,ヴァイオリンという楽器の特徴・弦の素材は何か,曲名と作詞家のこと,なぜこの曲が生まれたかなどの歴史的背景も教えてくださいました。
6年生
 またある曲では,【題名「ディープ リバー」からまずこの曲を聞いてみてどんな感じがしたか考えながら聞いてください。演奏が終わると「この曲には,ある国からある国へ奴隷として,何日もかけて命を削って,時に命を失うこともあるそのような旅路の末に,連れてこられた奴隷たちが,他の国で,故郷を想いながら奏でたメロディーです。この海を渡ったら…祖国郷里へ帰ることができる…。と希望を捨てなかった,悲しい曲なのだけれどその中に力強い「いつか生きて祖国へ帰りたい」と希望を捨てなかった人たちの願いや希望が込められた曲です。そのストーリーを描きながらもう一度聞いてください。」】と言われもう一度聞いた「ディープ リバー」はまた違った表情を見せてくれました。子どもたちの心にも曲のストーリーがしっとりと入り込み,きっと違う印象で聞いたのではないかと思うほど,子どもたちは息をのんで聴き入っていました。
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 イギリスでは「ヤンキー ドゥードゥル」というタイトルの曲を聴いた子どもたち。「あっこれ…。アルプス一万尺だ!」。題名ではわからない,聞いてみたら日本でもおなじみの曲という,そのような楽しい演奏曲も聴きました。
サンサーンス作曲の「死の舞踏」では財団の方々の絵とともに曲が進み,ときに時計の音やにわとりの鳴き声をヴァイオリンで再現していて,お化けたちの舞踏を楽しむ様子や日の出とともに慌てふためきお墓へ帰る様子など,物語を想像しながら聞くことができました。
 今回の経験で演奏会の楽しみ方や想像しながら聴くことの楽しさを知ることができました。そして,この経験を通して,子どもたちの音楽の扉がまたさらに大きく開いたり,扉が増えたりするととてもうれしいですね。