3年生 漢字のルーツ・甲骨文字について

ID 6012218 更新日  2025年2月25日

印刷大きな文字で印刷

3年生
 今日は3年生が「漢字のルーツ(甲骨文字)」についての出前授業を受けました。
講師の先生は,甲骨文字の絵本を出版されている先生と甲骨文字の学習をされている先生方にお越しいただき,「漢字のルーツ」について教えていただきました。

 甲骨文字は亀の甲羅や獣の骨に文字を彫刻して表したもので,3千年以上昔の時代に使われたものが1899年に発見されました。物の様子を絵で表したような象形文字などから少しずつ形を変え,現在の漢字になったと言われています。甲骨文字は(木や紙に書くといつか消えてなくなるので)亀の甲羅にどうしたらいいのかという迷いを書き記し,神様に聞きたいときに使った。その甲羅を火であぶり,割れ方やヒビ入り方でどの方向へ進めばいいかを占ったのではないかと言われているそうです。
3年生
 そして,子どもたちは先生から十二支などの動物に関係のある甲骨文字の手本を見せてもらいました。
 その中のどれかの文字を真似して描いてみようということで,半紙に「寅」「龍」「犬」「猿」
鶏」などの甲骨文字を書きました。
3年生
 「難しいけれど,文字の始まりがわかって楽しかった。」「文字を見た形に似せて,いろんな書き方するのが面白いなと感じました。」「もっと書きたくなりました。」「昨日家で調べたら「甲骨文字は神様と人間が交流するための文字だ」と書かれていて,今日の先生の話からもそれがわかった。」「何千年も昔の人が考えた文字が今の私たちの漢字の基だとわかって漢字を大切にしようと思った。」
 子どもたちの甲骨文字はとても個性的で力強く,しっかりと「伝える」という意図を持った文字に見えました。字を書くことの面白さに気づいてくれた子どもたち。これからも漢字や文字を大切にしてほしいですね。