「第48回 文化発表会」特集
「第48回 文化発表会」 特集 その.1
10月25日(金曜日)、本校では「令和6年度(2024年度) 文化発表会」を開催しました。
朝から穏やかな日が差し込み、まさしく「芸術の秋」にふさわしい天候のとなりました。
今回のスローガンは「笑顔満祭」。ここには世界では戦争をはじめ様々な悲しい出来事が起こっている中で、私たちが今、笑顔でいられる社会の大切さを感じること。そして高中生の個性あふれる素晴らしい作品に触れ笑顔あふれる日にしたいという想いが込められました。
(「その.2」に続く)
「第48回 文化発表会」 特集 その.2 ステージ発表(開会行事~英語祭発表)
(「その.1」の続き)
体育館に全校生徒が入場し終わると、いよいよ生徒会役員による「開会行事」からスタートです。舞台スクリーンには映画館で上映前に流れるおなじみのキャラクターが映し出され、何がはじまるのだろうと見ていると、そのキャラクターが体育館入口から登場するというサプライズ。それに続いて生徒会役員のポップなダンスで一気に会場は盛り上がりました。
続いて行われた「人権作文発表」は、夏休みの課題であった「人権作文」で各学年の代表に選ばれた生徒の作文の朗読。一人ひとりの人権に対する視点、考えに全校生一人ひとりが考える機会になりました。「文化発表会」、最初のプログラムとして内容のあるオープニングとなりました。
それに続いて、「英語祭発表」は10月18日に行われた「宝塚市中学校英語祭」に出演した本校代表生徒の発表でした。生徒たちが自分たちでテーマを決め、筋を考えたものを英語で表現しました。各学年ともにユーモアも交えながら見事な発音で聞いている生徒たちにも英語への興味を持たせる発表でした。
(「その.3」に続く)
「第48回 文化発表会」 特集 その.3 合唱コンクール
(「その.2」に続く」
そしていよいよ「合唱コンクール」です。開会のアナウンスで開場は一気に緊張感が高まってきました。
声出しを兼ねて校歌を斉唱し、1年生から順にクラスごと舞台に上がりました。
この「合唱コンクール」に向けては、夏休み中からピアノ伴奏者の練習がはじまり、2学期になってからクラス全体で取り組んできました。特に、この2週間は放課後、各クラスで生徒たちの活動として練習に取り組んできました。各クラスとも緊張感もありながら、精一杯に自分たちの合唱をしようとする気持ちが客席にまで伝わってきました。
1年生は未だ幼さが感じられるところもありましたがしっかりと声の出せる学年であることを感じさせてくれました。2年生は3部のハーモニーが丁寧に表現できるようになり、この1年間の確実な成長を感じました。3年生は、ここでも「さすが最上級生!!」と思える発表でした。男女ともが大人の歌声になり、それによって紡ぎあげられたハーモニーの豊かさ、美しさに驚くとともに、自分たちの最高の合唱をするのだという気迫が感じられました。そして最後の全校合唱で歌った「群青」。圧巻でした。ひな壇で歌う3年生の迫力のある、熱い歌声に1,2年生もまさに背中を押されながらみんなが一つになって体育館に歌声を響かせました。全校生の“熱い想い”が客席まで伝わる、心を揺さぶる発表でした。
(「その.4」に続く)
「第48回 文化発表会」 特集 その.4 展示発表
(「その.3」の続き)
午前の部が修了し、昼食後は「展示発表」の鑑賞を行いました。校舎内の各展示場所では「学年制作」、「すみれ学級」の作品をはじめ、「教科」の作品や美術部の制作品の発表がありました。「学年制作」は個々の生徒の取組を合わせて大きな作品として創りあげることをテーマとしています。一人ひとりの力を合わせることで集団として大きな力となることを感じる作品となっていました。教科の作品はそれぞれが授業の中で自分の個性をいっぱいに表わしたものばかりで、時間を忘れて見入ってしまいそうでした。美術部の制作品は生徒たちの日々培った力が感じられる作品ばかりで感心させられました。
(「その.5」に続く)
「第48回 文化発表会」 特集 その.5(最終) ステージ発表(3年生修学旅行発表~閉会行事)
(「その.4」の続き)
そして午後の部は改めてステージ発表を体育館で行いました。
3年生は修学旅行で行った沖縄について調べた「修学旅行発表」をしました。日本で唯一陸上戦が行われた太平洋戦争の悲惨な様子を紹介し平和の大切さを訴えるものや、沖縄特有の文化、自然の美しさなどを紹介したのなど、実際に現地に行ったことで分かったこと、感じたこと、さらには好きになったことを表現しました。
次に行われた「生徒会企画」はまさにサプライズでした。本校の卒業生でパリオリンピック銀メダリストの玉井陸斗選手が登場してくれたのです。会場は興奮に包まれました。生徒会役員からのインタビューによって玉井選手からたくさんの貴重な話を聞くことが出来ました。その中で、「中学校時代の伸びしろは大きい。自分を諦めないでほしい。」というメッセージは生徒たちの心に刻まれるものでした。
そして最後は「吹奏楽部演奏」です。本校吹奏楽部は、今年度の吹奏楽コンクール西阪神地区大会で3年連続の金賞、2年連続の最優秀に輝きました。この日の演奏は全校生徒の聴きなじみのある曲を揃え、歌あり、ダンスありと盛りだくさんの演奏でした。日頃の練習の成果を感じられる、“さすが”と思わせる演奏で、とても楽しく盛り上がりのある、フィナーレにふさわしい演奏会となりました。
閉会行事も生徒会の企画、演出によって行われました。楽しいダンスもあり、最後の最後まで何が起こるのだろうと期待をさせてくれる内容でした。
今年度の「文化発表会」も高中生が創りあげた数多くの作品に触れることができ、スローガンである「笑顔満祭」のとおり、みんなの笑顔があふれる、一人ひとりの無限の可能性を感じる「文化発表会」となりました。まさに「芸術の秋」を満喫する一日となりました。
今回の「文化発表会」で感じたこと、学んだことを今後の生活に活かしていきたいと考えます。
お越しいただきました保護者の皆さま、地域の皆さまありがとうございました