3年生「修学旅行」特集

ID 6012736 更新日  2025年6月11日

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令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」  2025.5.24~26  in.沖縄

修学旅行表紙

今年度の3年生は5月24日(土曜日)から26日(月曜日)の2泊3日で沖縄での修学旅行を実施しました。

 沖縄地方はすでに梅雨入りをしていたこともあり、修学旅行期間中の沖縄地方の天気予報はあまり期待できるものではありませんでしたが、それでも3年生の願いが見事に通じ予定していたプログラムをすべて行うことが出来ました。

 生徒たちは今回、修学旅行に行くにあたって「Piece of Peace」、一人ひとりが平和のひとかけらと訳せるこの言葉を目標に掲げました。修学旅行に向けて沖縄について調べいく中で生徒たちが考えた目標です。

この目標のもとに行った沖縄の地では、平和、自然、文化などをその目で見て、そして沖縄の人々の温かさなどを感じて、一生に残るたくさんの大切なそして素敵な思い出が出来ました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」1日目 その.1

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朝、6時30分、参加予定生徒全員がそろい、出発式を行いました。

代表生徒からみんなで決めた約束事をみんなで守り、楽しい思い出をつくりましょうとのあいさつがありました。

搭乗手続きは、緊張いっぱいでしたが何とか無事に通過しました。中には「僕のチケットどこ・・・?」と探している生徒もいましたが大事に至らず、皆、手続きを終えました。

ついに離陸です。初めて飛行機に乗る生徒も多く、不安いっぱいの表情を浮かべる生徒もいました。離陸し上昇する際には耳を押さえて耳抜きをしている生徒もいましたが、安全ベルトのランプが消えるころにはすっかり落ち着いていました。機内サービスも緊張しながら注文をしている様子は微笑ましいものがありました。お弁当を食べた後は朝早く集合したこともあり、すやすやと気持ち良さそうに眠っている生徒もいました。機内ではゆっくりと過ごせました。

約2時間で那覇に到着しました。南国の蒸し暑さをいきなり体感しました。「暑~・・・。」の声があちらこちらから上がっていました。

でも、手荷物の受け取りは代表の生徒がテキパキと動き、いきなり学校で培った力を発揮できました。

空港からバスの駐車場に移動し、バスの運転手さん、ガイドさんに挨拶をして1日目の最初のプログラム、「平和学習」の場所、「平和祈念公園」へ向けて出発しました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」1日目 その.2

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 平和祈念公園では、「平和祈念セレモニー」を行いました。各クラスの代表生徒による「平和の誓い」をしました。

1組「明るい未来のために、暴力を許さない、人を傷つけない、明るい未来のために命を大切に、仲間を大切に、それが私たちの平和への誓い。」

2組「私たちは、戦争は二度と起こってはならないものだと発信し続け、誰もが安心して暮らせる平和な世界を築いていく。」

3組「過去のあやまちを忘れずに、今、自分たちができることを尽くして、未来の平和と笑顔あふれる世界をつくりあげます!」

そして、クラスごとに献花を行いました。

 その後、「平和祈念資料館」「糸数アブチリガマ」「ひめゆりの塔」を見学しました。ガマでは光のない真っ暗闇を体感しました。戦争は「人間から人間らしさを奪ってしまうもの」、そんな戦争の恐ろしさ、悲しさ、愚かさを実感した。そして命の大切さを改めて感じ、平和な社会を築くことの大切さを強く感じました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」1日目 その.3

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 一泊目にお世話になるホテル「EMウェルネス暮らしの発酵ライフスタイルリゾート」に到着すると、早速、「食タイム」です。ビュッフェ形式でズラリと並んだメニューに生徒たちは目を輝かせながら自分のお皿いっぱいにおかずを盛っていました。お世話になるホテルの方にあいさつをして、「いただきます」の合図で一気に食べていました。間もなくおかわりの列が出来ました。中には「もとを取らないと」とさすが、“関西の子”を感じさせる言葉を言いながら、好きな食べ物をおかわりしていました。

 夕食タイム後の「学年レク」も大変盛り上がりました。三組のレク係りが、それぞれにレクレーションを考えて、みんなを楽しませてくれました。「ゼスチャーゲーム 」では、担任の先生や私、校長までがゼスチャーをすることに・・・。教師にも声をかけ、一緒の楽しもうとする3年生に感激しました。大いに盛り上がりました。3年生の温かさを感じたレクレーションタイムでした。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」2日目 その.1

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5月25日(日曜日)

2日目朝を迎えました。

朝食もしっかり食べて、ホテルのスタッフの方にお礼を言い、ホテルを後にました。

ホテルを出発する前、先生たちが各部屋の最終チェックをしていたところ、ホテルの方に宛てた「お礼の気持ち」を伝えるメモが目に留まりました。出発前の慌ただしい中ではありましたが、3年生の心遣いに心が温かくなりました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」2日目 その.2

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 2日目の午前中の目的地は「美ら海水族館」見学です。この日はクラスを超えたグループで行動する日でした。水族館の中では南国の色鮮やかな魚を見ては「きれ〜い」の声、この水族館の目玉である大きな水槽に悠々と泳ぐジンベイザメを見ては「デカッ!!」の声と、それぞれに大きなリアクションをする3年生でした。

水族館を見終わると敷地内にある「エメラルドビーチ」で、念願の海で楽しむ生徒たちがいました。キャッキャ、キャッキャと思う存分に沖縄の海を楽しみました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」2日目 その.3

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「美ら海水族館」で楽しい時間を過ごし、この日の午後はいよいよ「民泊体験」です。今回お世話になったのは本部半島の北側にある古宇利島を含む北部地区の皆さんのお宅です。「入村式」を行う古宇利島に向かう大橋を渡り、クラス写真を撮り終えてから、「入村式」を行う公民館に入りました。式場にはすでにたくさんの民家の皆さんがおられ、笑顔で迎えていただいていました。

「入村式」は、歓迎の「島人の宝」の生歌からはじまり、民家の代表の方から、お世話になる民家さんを紹介していただいて、生徒たちはそれぞれの民家さんに連れられて公民館を後にしました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」2日目 その.4

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「民泊体験」が始まった生徒たちの様子をうかがいに行くと、早速、沖縄ならではの体験活動が始まっていました。昼食は沖縄そばやゴーヤチャンプルーなどをいただきました。また古宇利島の名所に連れて行ってもらったり、民家のお宅で三線を教わったりと沖縄でなければなかなかできない体験をさせてもらっていました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」3日目 その.1

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5月26日(月曜日)

 3日目、最終日の朝、生徒たちは、各民家で朝を迎えました。

朝、8時30分、昨日の「入村式」の会場で「退村式」を行いました。時間前になると、それぞれの民家さんに送られて生徒たちが公民館に集まってきました。昨日はちょっと緊張ぎみで分かれて行った生徒たちでしたが、一夜明けるとすっかりとうちとけた感じで、民家さんのオジー、オバー、おとうさん、おかあさんと笑顔で話をしながら、そして民家さんにいただいた沖縄の赤花を耳にかけ、すっかり村になじんだ様子で集まりました。

「退村式」では、民家さんの代表の方から「元気で、明るい生徒さんたちで、こちらのほうが元気をもらいました。」とお褒めのことばをいただきました。代表生徒からは「たくさんの貴重な経験をさせていただきました。一生の思い出となりました。」とお礼の気持を伝えました。

「退村式」後も、しばらく民家の方々と名残を惜しんだ生徒たちは、古宇利島をあとにし、今回の最終目的地である那覇に向かって出発しました。

お世話になりました本部北部地区の皆さま、温かなおもてなし、たくさんの貴重な体験をさせていただきありがとうございました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」3日目 その.2

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最終日の最初の目的地、「道の駅かでな」に到着し、展望台に登って、嘉手納基地を眺めました。基地の広さには驚きました。「ここ全部アメリカの人が住んでるの?」と聞く生徒。この広さでも沖縄にある基地の一部だと聞くと、さらに驚いていました。

そして、いよいよ修学旅行の最後のプログラム、「国際通り」を班による散策です。

3日間お世話になったバスの運転手さんにお礼を言って、国際通り端にある牧志公園でバスを降り、班行動を始めました。お昼ごはんを食べることやおみやげを買うことなどを含めて約3時間の散策です。目当てのアイスを買って頬張る様子や家族一人ひとりのことを思い浮かべながら一生懸命にお土産を買い物をする様子は微笑ましいものでした。

自分たちでゆいレール(モノレール)に乗り、予定の時間までに全ての班が那覇空港に集合することができました。

 那覇空港に着いた生徒たちはさすがに疲れた様子でしたが、その後の搭乗手続きも無事に済ませて沖縄をあとにしました。

令和7年度(2025年度)高司中学校3年生「修学旅行」3日目 その.3

3日目5

伊丹空港に到着。たくさんの保護者の皆さまがお迎えいただく中、参加生徒全員が大きなケガ等もなく無事に戻ってきました。

「解散式」、代表生徒からは、この3日間でたくさんの大切な思い出が出来たとの話がありました。また、介助員さん、添乗員さん、カメラマンさんなどお世話になった人たちへの感謝の気持ちがちを伝えました。

生徒たちは疲れた様子もありましたが、充実した達成感が感じられる表情をしていました。

わずか2泊3日の修学旅行でしたが、そこには学校ではできない数多くの貴重な経験がありました。また自分たちで声を掛け合って静かにすることやその場に応じた優しい行動ができたことなど、学校生活で培った力をしっかり発揮することも出来ました。何よりも生徒一人ひとりにとって一生に残る思い出になったことは大きな成果だと感じています。

この修学旅行はご家族のみなさまをはじめ、多くの方々のご支援、ご協力があって実施できたものです。そんな方々への感謝の気持ちを胸に、今回の経験を大切な宝物として、また糧として、今後の中学校生活をさらに充実したものとなるよう取り組んでいってほしいと思います。そして3年生のリードのもとに「誇れる高中」を創りあげていく中で、一人ひとりは将来への希望のもてる進路の実現につなげてくれることを期待します。