「文化発表会」特集
「2025年度 文化発表会」その.1

10月24日(金曜日)、本校では「2025年度 文化発表会」を開催しました。
この週に入り少しずつ肌寒さも感じるようになり、まさしく「芸術の秋」にふさわしい気候となりました。そういった中で、今年度も朝早くからたくさん保護者の皆さま、地域の皆さまにご来校いただく中で、開催することが出来ました。
今回のスローガンは「Go for it! ~ここがスタートだ!~」、この日に向けて高中生が創りあげた様々な作品を通して、さらなるエネルギーを得て、スタートしていくという想いが込められました。
(「その.2」に続く)
「2025年度 文化発表会」その.2 ステージ発表 開会行事~人権作文発表~市内英語

(「その.1」の続き)
体育館に全校生徒が入場し終えると、いよいよ生徒会役員による「開会行事」からスタートです。スクリーンに生徒会役員が制作した映像が映し出されると、舞台には生徒会役員が登場し、ポップなダンスを披露しました。一気に会場は盛り上がりました。
開会式では、体育館入口を入った壁面に展示した今年度はじめて全校生で取り組んだ「全校制作」の切り絵が紹介されました。一人ひとりの力が合わさって縦2.5 m、横6mという大きな「切り絵」作品を創りあげました。素晴らしい出来映えに、全生徒の気持ちがさらに高まりました。
最初のプログラムは、「人権作文発表」。夏休みの課題であった「人権作文」で各学年の代表に選ばれた生徒が自分の書いた作文を朗読しました。それぞれの生徒の人権に対する鋭い視点、そして考えに全校生が共感し考える機会になりました。「文化発表会」の始まりとして大変内容のある素晴らしいオープニングとなりました。
それに続いて、「英語祭発表」は9月17日に行われた「宝塚市中学校英語祭」に出演した本校代表生徒の発表でした。生徒たちが自分たちでテーマを決め、筋を考えたものを英語で表現しました。各学年ともにユーモアを交えながら見事な発音で聞いている生徒たちにも英語への興味を持たせる発表でした。
「人権作文発表」「市内英語祭発表」と、高中生一人ひとりの個性、才能がいっぱいに感じられる発表でした。
(「その.3」に続く)
「2025年度 文化発表会」その.3 合唱コンクール





(「その.2」の続き」
そして続くは、はいよいよ「合唱コンクール」です。開会のアナウンスで開場は一気に緊張感が高まってきました。
声出しを兼ねて校歌を斉唱し、1年生から順にクラスごと舞台に上がりました。
この「合唱コンクール」に向けては、夏休み中からピアノ伴奏者の練習がはじまり、2学期になってからクラス全体で取り組んできました。特に、この2週間は放課後、各クラスで生徒たちの活動として練習に取り組んできました。各クラスとも緊張感もありながら、精一杯に自分たちの合唱をしようとする気持ちが客席にまで伝わってきました。
1年生は未だ幼さが感じられるところもありましたが、それぞれに伸び伸びとした歌声を響かせました。2年生は4クラスとなったことで一クラスの人数が少なくなったために声量のことなど心配されたところもありましたが、そんな心配は必要ありませんでした。どのクラスも練習の成果を出し切ろうとする意識が伝わり、この1年間の成長が感じられるものでした。3年生は、「さすが最上級生!!」と思える発表でした。男女ともが大人の歌声になり、それによって紡ぎあげられたハーモニーの豊かさ、美しさに驚くとともに、自分たちの最高の合唱をするのだという気迫が感じられました。そして最後の全校合唱で歌った「群青」。この全校合唱は本校のここ数年の伝統にもなっている取組ですが、今回も今年度の高中生全員の想いのこもった歌声を体育館いっぱいに響かせました。
(「その.4」に続く)
「2025年度 文化発表会」その.4 展示発表








(「その.3」の続き)
午前の部が修了し、昼食後は「展示発表」の鑑賞を行いました。校舎内の各展示場所では「学年制作」、「すみれ学級」の作品をはじめ、「教科」の作品や美術部の作品の発表がありました。「学年制作」はこれまでの行事などをもとにしたもので、経験したからこそ作り上げることの出来た内容のものでした。教科の作品はそれぞれが授業の中で自分の個性をいっぱいに表わしたものばかりで、時間を忘れて見入ってしまいそうでした。美術部の作品は生徒たちの日々培った力が感じられるものばかりで感心させられました。
(「その.5」に続く)
「2025年度 文化発表会」その.5 ステージ発表 PTA企画(ちめいどミニコンサート)~生徒会企画~吹奏楽部発表~閉会行事



(「その.4」の続き)
そして午後はステージ発表(午後の部)を体育館で行いました。
最初のプログラムは、今年度より初めてとなるPTA企画、「ちめいど」さんのミニコンサートが行われました。プロのミュージシャンの登場に歓声が沸き上がりました。ちめいどさんの優しくもパワーのある歌声にまたもや会場は盛り上がりました。その中では命の大切さや前を向いて生きていくことの大切さを学ぶこともでき、楽しいコンサートでした。
次に行われた「生徒会企画」では大喜利が行われました。生徒会役員が練りに練った企画で全校生で大いに笑い、楽しいひとときを過ごしました。
そして最後は「吹奏楽部演奏」です。本校吹奏楽部は、今年度の吹奏楽コンクール西阪神地区大会で4年連続の金賞、3年連続で県大会に出場し、そして県大会ではついに念願であった「金賞」を受賞しました。この日の演奏は全校生徒の聴きなじみのある曲を揃え、それにダンスが加わるなど盛りだくさんの演奏でした。日頃の練習の成果を感じられる、“さすが”と思わせる演奏で、とても楽しく盛り上がりのある、フィナーレにふさわしい演奏会となりました。
閉会行事も生徒会の企画、演出によって行われました。楽しいダンスもあり、最後の最後まで何が起こるのだろうと期待をさせてくれる内容でした。
また、この中では午前中に行われた「合唱コンクール」の結果発表も行いました。「最優勝賞」「優勝賞」の発表では、飛び上がってガッツポーズをする姿もありました。お互いに拍手を送り合う様子が印象的でした。
今年度の「文化発表会」も高中生が創りあげた数多くの作品に触れることができ、スローガンであった「Go for it! ~ここがスタートだ!~」のとおり、発表された数々の作品から伝わるエネルギーに元気をもらい、「ここからスタートだ!」「これからもがんばっていこう!」と皆で感じられた「文化発表会」となりました。「芸術の秋」を満喫する一日となりました。
今回の「文化発表会」で感じたこと、学んだことを今後の生活に活かしていきたいと考えます。
お越しいただきました保護者の皆さま、地域の皆さまありがとうございました。
