清荒神・売布・中山エリア
清荒神（きよしこうじん）・売布（めふ）・中山（なかやま）エリア
ガイドマップ3・4ページ
ガイドマップ番号12～22
説明書きの番号はガイドマップの番号と対応しています。
エリアの紹介
古来より有名な寺社がのこる地域で、市内外から多くの人が訪れます。また、住宅開発も進み、歴史ある景観と現代の街並みが融合しています。
12.中山荘園古墳（なかやまそうえんこふん）
八角形を意識して造られた非常に珍しい形の古墳で、国の史跡に指定されています。八角形の古墳は奈良の飛鳥などで天皇陵と考えられるものにはありますが、この地域になぜこのような形をした古墳が造られたのかはよくわかっていません。
13.清荒神清澄寺（きよしこうじんせいちょうじ）
宇多天皇より「日本第一清荒神」という称号を与えられ、現在も「かまどの神様」として篤い信仰を集めています。本尊の大日如来坐像は国の重要文化財。阪急の清荒神駅から続く参道の両側には様々な店が並び独特の雰囲気をつくっています。
14.中山寺（なかやまでら）
聖徳太子が開いたと伝えられ、安産信仰や西国三十三カ所24番札所として有名です。もともとは奥の院付近の山中にあったのですが、戦乱により焼失し、現在の大門や本堂は豊臣秀頼によって再建されたものです。本尊の十一面観音立像（国・重要文化財）をはじめ多くの文化財があります。
15.白鳥塚古墳（はくちょうづかこふん）
中山寺の境内にある大きな横穴式石室を持った古墳です。大仲姫（仲哀天皇の先皇后）の墓とも伝えられていますが、7世紀の初め頃に造られたこの地方の豪族の墓だと考えられます。石室内には家形石棺が残っています。
16.中山寺奥の院（なかやまでらおくのいん）
中山寺から18丁に旧寺跡があったとされています。付近に瓦片が散乱する場所もあり、奥の院には大悲水と白鳥の窟など仲哀天皇の皇子にまつわる伝承も残っています。この大悲水は厄除けの水として多くの人々の信仰を集めています。
17.中筋山手古墳郡（なかすじやまてこふんぐん）
中筋山手古墳群は長尾山丘陵に造られた群集墳のうち、西端に位置するもので、1号墳は公園の中に保存されています。径15メートルほどの円墳で横穴式石室を持つ6世紀末頃に造られたものです。
18.旧清遺跡（もときよしいせき）
清荒神清澄寺の旧寺地だと考えられている遺跡です。清澄寺は平安時代後期にこの場所に造られましたが、たび重なる戦乱等により火災にあい、江戸時代の初め頃に今の場所に移ったとされます。現在、金堂跡が宝塚市指定史跡として公園内に残されています。
19.売布神社（めふじんじゃ）
「延喜式」（えんぎしき）記載の神社で食物と衣服の神様をおまつりしています。江戸時代には貴船大明神と呼ばれていましたが、大岡忠相（おおおかただすけ）の命を受けた並河誠所（なみかわせいしょ）という人が調査し「売布神社」であることを確認しました。本殿前の石碑はその時に立てられたものです。
20.中筋山手東古墳郡（なかすじやまてひがしこふんぐん）
6世紀後半～7世紀前半に造られた群集墳で、1～3号墳が残っています。2号墳の石室は玄室の中央に間仕切りある複室で、希少な形状をしています。耳環が8点出土されています。
21.八王子神社（はちおうじじんじゃ）
阪神淡路大震災で拝殿などが被害を受けましたが、平成14年（2002年）に再建されました。境内には正応三年（1290年）の年号の入った板碑があります。これは親の供養のために子どもたちが立てたもので、年号の入っている石造美術品では市内最古のものです。
22.中筋八幡神社（なかすじはちまんじんじゃ）
室町時代に建てられたと考えられる檜皮葺（ひわだぶき）の本殿（国指定重要文化財）は、阪神・淡路大震災の時に覆屋とともに倒壊しましたが、部材のほとんどが残っていたことから修復され、平成8年（1996年）に元の姿に戻りました。
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