【開催しました】第4回ECO講座「再エネ活用と省エネ生活術」

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ID 1060939 更新日  2025年11月28日

印刷大きな文字で印刷

講演中写真

第4回ECO講座として11月22日(土曜日)、中央公民館において「再エネ活用と省エネ生活術~お財布も地球も守る暮らし~」を開催しました。

講演会ではサスティナビリティオーガナイザー(持続可能地域士)、地球温暖化防止コミュニケーター、省エネ普及指導員等の地球温暖化防止に関する資格を多数お持ちの髙田 敏則さんに講師としてご登壇いただき、地球温暖化の危機的状況や防止策、家庭でできる省エネ節約術について教えていただきました。

地球温暖化の危機的状況について

・地球温暖化・気候変動は人類の生活・健康・命を脅かす深刻なリスクである。世界全体で異常気象による災害は年間3,500件以上起きており、災害による死者は2019年までの過去50年間で200万人以上、また2022年の1年間だけで 3,200万人以上が気候災害で家を追われた。

・2070年までに陸上気温は約7.5℃上昇すると予測されており、地球の約20%が「人が住めない環境」に、5億人以上が「気候難民」になる可能性がある。

・国連や専門家は「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化へ」「2030年までの対応で数千年先の地球の運命が決まる」などと警告している。

地球温暖化防止に必要な2つの方向性

(1)温室効果ガスをゼロカーボン化(脱炭素社会)

・特に優先すべきは電力の再エネ化!

※日本の電力の75%が化石燃料に依存しており、再エネ比率約20%(太陽光8.5%)は先進国で最低レベルである

(2)気候変動への適応(命と生活を守る備え)

・防災強化・健康被害対策・農水産物の収量減対策が必要!

「ゼロカーボン社会」と「気候変動への適応の実現」のために最も重要なことは「すべての人が”自分事”として考える『意識変容』」と「あらゆる分野でのエネルギー削減行動・エコ行動」である。

 家庭でできる「省エネ・再エネ」の具体策

🔸冷蔵庫

詰め込みすぎない:約1,180円節約/年 CO₂削減量25.7キログラム/年

設定温度「強→中」:約1,670円節約/年 CO₂削減量36.2キログラム/年

壁との適切な隙間:約1,220円節約/年  CO₂削減量26.5キログラム/年

🔸照明

不要な点灯を減らす:約530円節約/年  CO₂削減量11.6キログラム/年

🔸エアコン

暖房・冷房は必要な時だけつける(1日1時間短縮):約1,610円節約/年 CO₂削減量26.5キログラム/年

※エアコンは春と秋に使用しない期間が長いため、その時期にコンセントを抜いておくだけでも年間1000円もお得に!

🔸太陽光発電設置(3.6㎾の場合)

電気&ガスで 約93,000円節約/年 CO₂削減量 2,200kg/年

地球は人類共通の家

気候変動問題を解決して、未来の地球、私たちの子どもや孫たちのために何ができるかを考えるのは我々世代の責任・義務である。

講演中にはクイズも出題されて大変盛り上がりました。講演後にはうちエコ診断の受診を希望される方もおられ、家庭の電気を見直すきっかけになりました。

このページに関するお問い合わせ

環境部 環境エネルギー課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎2階
電話:0797-77-2070(環境保全担当)
ファクス:0797-71-1159
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。