水道水（すいどうすい）ができるまでと1日（いちにち）の使用量（しようりょう）

ID　1029530　更新日　 2025年11月26日

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水（みず）をきれいにする仕組（しく）み

　浄水場（じょうすいじょう）は、水道水（すいどうすい）を作（つく）る工場（こうじょう）です。
　水道水を作るには、地面（じめん）に染（し）み込（こ）んだ地下水（ちかすい）やダムの水を使（つか）います。これらを、原水（げんすい）と言（い）います。
　原水の中（なか）のゴミや汚（よご）れを取（と）り、キレイな水道水を作るのが浄水場です。

仕組み

宝塚市上下水道局(たからづかしじょうげすいどうきょく）には、惣川浄水場（そうかわじょうすいじょう）と、小浜浄水場（こはまじょうすいじょう）があります。

下（した）の図（ず）は、水をキレイにする「仕組み」をわかりやすくしたものです。

水をきれいにする「仕組み」を見（み）ていきましょう。

• 沈殿（ちんでん）
  薬品（やくひん）を使って、小（ちい）さなゴミなどを大（おお）きなかたまりにして、沈（しず）めます。
• ろ過（か）
  大きさのそろった砂（すな）をしきつめたところに水をとおしてもっとキレイにします。
• 消毒（しょうどく）
  ばい菌（きん）をなくすために、消毒します。

これで、キレイで安全（あんぜん）な水道水が、できあがります。

もっと、くわしく見ていきましょう。

（1）沈砂池（ちんさち）

原水の中の大きなゴミや砂を沈めます。

（2）着水井（ちゃくすいせい）、（3）混和池（こんわち）（4）凝集池（ぎょうしゅうち）

ゴミや汚れを取りのぞくため、3つの薬品を入（い）れて、よく混（ま）ぜます。
ゴミや汚のかたまり（フロック）を大きくします。

パック
ゴミや汚れをくっつけて、大きなかたまり（フロック）にします。

次亜塩素酸（じあえんそさん）ソーダ
水道水を消毒します。

苛性（かせい）ソーダ
水道水の性質（せいしつ）を整（ととの）えて、中性（ちゅうせい）にします。

回（まわ）る速（はや）さがちがうプロペラで、ゴミやよごれのかたまり（フロック）を大きくします。

(5)沈殿池（ちんでんち）

大きくなったフロックは重（おも）いので、底（そこ）に沈みます。キレイになった「うわ水」を次（つぎ）に送（おく）ります。
底にたまったフロックは、掃除（そうじ）をして、埋立地（うめたてち）へ運（はこ）びます。

（6）ろ過池（かち）

粒（つぶ）のそろった砂があり、この砂の中を通（とお）すことによって、小さなごみを砂にくっつけ、水をもっとキレイにして水道水ができあがります。

(7)浄水池（じょうすいち）

キレイになった水道水を、貯（た）める場所（ばしょ）です。
みんなが水道水を、あまり使わないときに貯めておき、多（おお）く使うときに貯めておいた水道水を使います。浄水場の工事（こうじ）や、事故（じこ）のときにも役立（やくだ）ちます。

一日に水道水はどのくらい使われているの？

洗面（せんめん）その他（ほか）：25リットル

炊　　　事（すいじ）：40リットル

洗　　　濯（せんたく）：35リットル

お　風　呂（ふろ）：80リットル

ト　イ　レ：50リットル

1日で1人当（ひとりあ）たり約（やく）300リットル（500ミリリットルのペットボトル600本分（ほんぶん））の水を使っています。

厚生労働省（こうせいろうどうしょう）　医療・生活局（いりょうせいかつきょく）2023年（ねん）3月（がつ）資料（しりょう）より