ペット動物の防災対策
いざというとき、家族とペットがともに安全に対応できるよう、日頃からの心構えと備えが大切です。
ただし、ペットを飼っていない人や苦手な人もおり、鳴き声やにおい、感染症などを不安視する声があるのが現実です。
ペットとともに適切に同行避難するためには、飼い主自身の安全確保を最初に行い、ペットのための水や食料、常備薬等の用意が必要です。ほかにも避難ルートの確認や基本的なしつけも重要です。社会化やしつけは、他人への迷惑となる行動を防止するとともに、ペット自身のストレスも軽減することにつながります。
飼い主の皆様や避難所運営に携わる方は、下記にリンクを貼っている環境省作成の「人とペットの災害対策ガイドライン」や「備えよう!いつもいっしょにいたいから」をご覧いただきますようお願いします。
さらに、避難所では地域の皆様による自主的な避難所運営がされます。それぞれの避難所でのルールに従っていただきますようお願いします。
ペット同行避難で大切なこと
同行避難とは
災害発生時に、飼い主が飼育しているペットを同行し、避難場所まで安全に避難すること。同行避難は、避難所への避難後にペットと同じ空間で飼養管理する状態を意味するものではない。
(環境省「人とペットの災害対策ガイドライン)平成30年3月より」
ペットを避難させるために自宅に戻った際に災害に巻き込まれないため、犬や猫が行方不明となったり、死亡したり、野生化して繁殖・増加することを防ぐため、同行避難へのご理解、ご協力をお願いします。
同行避難実施の推進にあたり、飼い主は日ごろからペットのしつけ、備蓄、健康管理を心がけてください。
避難場所の確認
ご自宅や外出先から避難できるよう、日ごろから避難場所や避難ルートを確認しておきましょう。
避難するときは
避難する場合(在宅避難も含む)は、ケージやリードのほか以下の準備しておくべきものを必ず持参してください。また、すぐに持ち出すことができるよう、身近なところに置いておきましょう。
※避難所にはペットフード等の用品はありません。
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ペット防災手帳 (PDF 172.0KB)
ペット防災手帳は、A4用紙に印刷して活用してください。記入後、スマートフォンに撮影し活用されると便利です。
しつけ
発災時にはペットがパニックになり、いつもと違う行動を取る可能性があるので、すみやかに避難するために、普段からキャリーバッグなどに入ることを嫌がらないことや、しつけをしておく必要があります。避難所でのペットの飼養においては、人や他の動物を怖がったり、むやみに吠えたりしないこと、ケージやキャリーバッグに慣れていること、決められた場所で排泄ができることなどが必要です。
また、避難所や動物救護施設では、ペットが体調を崩し、下痢や嘔吐、食欲不振などのストレス兆候を示すほか、感染リスクも高くなります。普段からペットの健康管理に注意し、予防接種やノミなどの外部寄生虫を駆除するとともに、トリミングなどを行いペットの健康と衛生を確保してください。
平常時からできること
- 住まいや飼養場所の防災対策
- ペットのしつけと健康管理(ケージやキャリーバッグに入ることに慣れさせる)
- 不妊・去勢処置
- ペットが行方不明にならないための対策(鑑札、迷子札、マイクロチップなどによる所有者明示)
- ペット用の避難用品や備蓄品の確保
- 避難所や避難ルートの確認などの準備
- 避難所以外の避難先やペットの預け先の確保
- 飼い主同士の共助のためのコミュニケーションと良好な関係の構築
- 避難訓練への参加と家族単位の避難訓練(シミュレーション)の実施
- 携行できるペット情報のまとめ(治療記録、ワクチン接種歴など)
関連情報
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このページに関するお問い合わせ
都市安全部 総合防災課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 第二庁舎2階
電話:0797-77-2078 ファクス:0797-77-2150
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