住宅用火災警報器について
宝塚市では、平成23年6月1日から全ての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務付けられています。
令和5年度 宝塚市住宅用火災警報器の設置状況調査では設置率が91%、条例適合率は73%という状況でした。
条例適合率とは、宝塚市火災予防条例に基づいた設置率をいいます。
現在、多くの家庭に設置していただいているところですが、改めて正しい設置場所や設置方法の確認を行いましょう。
一般住宅では下のイラストを参考に設置して下さい。
どのように設置すればいいの?
台所には「熱式」「煙式」どちらを設置しても構いません。
季節によって寝室が変わる場合は、両方の部屋に設置してください。客間など年に数回しか使用しない部屋は、寝室に該当しません。
※マンションなどでスプリンクラーや自動火災報知設備が設置されている場合は、住宅用火災警報器の設置は不要です。
住宅用火災警報器の電池は大丈夫ですか?
住宅用火災警報器の電池寿命は、一般的に10年くらいです。
ご家庭の住宅用火災警報器は、大丈夫でしょうか?
電池切れを起こしている住宅用火災警報器は、約72時間(3日間)の間、「ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・」というような電子音が鳴りますので、完全に電池切れを起こしてしまう前に、住宅用火災警報器を買い替えてください。
Q:電池だけを交換できないの?
A:電池切れになるまで約10年間、住宅用火災警報器はノーメンテナンスで働いてきました。電池交換の際に、本体も新しいものに交換してください。(電池はリチウムイオン電池が採用されていますが、この電池だけを電気屋さんでは取り扱っていません。なので、本体ごと交換という選択になります。)
よくある質問
住宅用火災警報器の種類は、どんなものがあるの?
回答1:熱式と煙式があります
熱式は、熱を感知して警報音が鳴ります。
煙式は、煙を感知して警報音が鳴ります。
感知速度が速いのは、煙式です。火災時には熱よりも煙のほうが先に発生することが多いため、早期発見のためには、煙式の住宅用火災警報器を設置する方が良いです。
しかし、台所は魚を焼いたときに出る煙や水蒸気なども発生しやすい場所なので、熱式の住宅用火災警報器を設置することもできます。
宝塚市では台所にも住宅用火災警報器の設置を義務づけていますので、しっかりと設置してください。
回答2:単独型と連動型があります

【単独型】
火災を感知した住宅用火災警報器だけが、警報を発します。

【連動型】
火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、電波などで接続されている全ての住宅用火災警報器が警報を発します。
光や音で火災を知らせる補助警報装置なども連動させることができます。
どこで購入すればいいの?
住宅用火災警報器は、消防用設備等取扱店・大型電気店・ホームセンター・地域の電気店などで購入できます。
1個あたりの価格は、メーカーや機能により差はありますが、2,000円から10,000円程度です。
メーカーによってはリース契約の場合もありますが、月々200円から350円程度です。

住宅用火災警報器は、合格の表示が付いているものを選んでください。
合格の表示とは検定機関が型式適合検定に合格したものである旨を表示したもので、国の定める技術基準に合格していることを表すものです。
合格の表示が付いているものであれば、簡単で安全に使用することができます。

消防法令改正により平成26年4月1日以降、従来の「NSマーク」から「合格の表示(型式適合検定に合格したものである旨の表示)」に表示が変更となっています。NSマークの製品も検定品と同等の性能が確認されているため、経過措置として平成31年3月31日まで販売が認められています。
警報器(感知器)を設置していますが、住宅用火災警報器は必要ですか?
すべての住宅に住宅用火災警報器の設置が義務づけられていますが、自動火災報知設備・スプリンクラー設備・ホームセキュリティシステム・ガス漏れ火災警報器などが設置されているときは、住宅用火災警報器は不要です。
自動火災報知設備
共同住宅などで設置されている共同住宅用自動火災報知設備や住戸用自動火災報知設備も含まれます。
熱や煙を感知し、ベルなどで火災を知らせます。
スプリンクラー設備
共同住宅などで設置されている共同住宅用スプリンクラー設備も含まれます。
火災時にはスプリンクラーヘッドから放出される水で消火します。
ホームセキュリティシステム
警備会社などと契約し、防犯や火災などの異常を監視するものです。このシステムに組み込まれた火災警報器が、法令で定められた規格に適合している必要があります。
詳しくは契約会社にお問い合わせください。
ガス漏れ火災警報器(火災警報機能付き)
警報器に組み込まれた火災警報器が、法令で定められた規格に適合している必要があります。
詳しくは契約会社にお問い合わせください。
住宅用火災警報器は点検の義務がありますか?
住宅用火災警報器に点検の義務はありません。しかし、「いざ」という時のために自ら点検をおこないましょう。月に1度を目安に火災警報器が鳴るかテストをしましょう。
また1週間以上留守にされたときも、警報器が正常に作動するか点検してください。
点検やお手入れはどのようにすればいいの?
月に1回程度の点検をしましょう。
点検の方法は、ボタンを押したり、ひもがついているタイプのものは、ひもを引いて行えます。詳しくは製品の取扱説明書をご覧ください。
警報器にほこりがつくと、火災の煙を感知しにくくなります。年に1回は乾いた布でふき取りましょう。
台所に取り付けた警報器は、油や煙などの汚れが付くことがあります。家庭用の中性洗剤を浸して十分絞った布で軽くふき取ってください。
故障の原因になりますので、警報器の内部には水が入らないように注意してください。
火災以外での煙や水蒸気などで警報が鳴った時は、次のどれかの操作を行ってください。
- 警報音停止ボタンを押す。
- ひもがついているタイプのものはひもを引く。
- 室内の換気をする。
悪質訪問販売に注意してください!
高額な請求や、粗悪品を設置するといった被害が兵庫県内でも報告されています。
- 消防職員が訪問し、販売することはありません。
- 住宅用火災警報器1個あたりの金額は、2,000円から10,000円程度です。
別途、取り付け工事を依頼された場合は、工事費用が追加になりますが、あまりにも高額請求金額には注意してください。 - 住宅用火災警報器はクーリングオフ対象の商品です。
契約から8日以内であれば、契約の解除をすることができます。 - 必ず業者が設置しなければならないものではありません。
また、定期的に点検する必要もありません。 - 訪問者の目的を確認し、怪しいと感じたら相手にしないようにしてください。
- 住宅用火災警報器は寝室・台所・階段・廊下部分に設置します。
早見表で必要な場所を確認してください。
もし、悪質な訪問販売業者の被害にあった場合は宝塚市消費生活センターにご相談ください。
宝塚市消費生活センター
〒665-0852
宝塚市売布2丁目5番1号 ピピアめふ1
電話:0797-81-0999
ファクス:0797-83-1011
その他の住宅用火災警報器に関するお問い合わせ
住宅用火災警報器相談室(日本消防設備安全センター)
電話:0120-565-911(フリーダイヤル)
受付時間:月曜日から金曜日 午前9時から午後5時
業務内容:住宅用火災警報器に関する一般的な相談窓口。内容により、メーカー・販売店・消費生活センター等の紹介案内。
このページに関するお問い合わせ
消防本部 予防課
〒665-0033 宝塚市伊孑志3丁目14番61号
電話:0797-73-1953 0797-73-1957
ファクス:0797-77-3951
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