令和7年度危険物安全週間を実施します

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ID 1056080 更新日  2025年5月8日

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 令和7年6月8日(日曜日)から6月14日(土曜日)までの7日間、全国一斉に危険物安全週間が実施されます。
 宝塚市消防本部においては、消防庁舎への懸垂幕の掲出や危険物に関する広報を行うほか、危険物を保有する事業所への立ち入り検査等を実施予定です。

令和7年度「危険物安全週間推進標語」

ポスターモデル 井上 尚弥選手(プロボクサー)
ポスターモデル:井上 尚弥選手(プロボクサー)

 「危険物 無事故へ挑む ゴング鳴る

 ガソリン、軽油、灯油などの燃料のほか、塗料、プラスチック、化学繊維などの原料に幅広く利用されている危険物は、取り扱いを誤ると生命や財産を奪う重大な事故となる恐れがあります。そのため、今年度は6月8日(日曜日)~14日(土曜日)の一週間を危険物安全週間として、全国的に事業所や多くの人に対して啓発を行い、危険物に対する意識の高揚を図ります。

 宝塚市消防本部では、危険物施設への立ち入り検査や広報活動を実施し、危険物の安全な取り扱いについて指導を行い、危険物に関連する火災や漏えい事故が発生しないよう、市民生活の安全確保に努めてまいります。

危険物

 消防法における危険物とは、引火性物質、発火性物質、爆発性物質あるいは毒劇物などの物質を指し、これらの物質は様々な法令により取り扱いの基準が定められています。
 私たちの身の周りにある危険物では、アルコール消毒液(アルコール濃度60%以上)、自動車の燃料として使用するガソリンや軽油、石油ストーブの燃料として使用する灯油などがあります。特にガソリンはマイナス40℃程度の状況でも引火する液体であるため、身近でありながらとても危険性が高いです。

アルコール消毒液の取り扱いに関する注意点

 最近では、感染症対策として、手指の消毒等のため、消防法に定める危険物に該当するアルコール消毒液(アルコール濃度60%以上)を使用する機会が増えています。アルコール消毒液は火気により引火しやすく、可燃性蒸気は空気より重く低所に滞留しやすいため、取り扱いには十分な注意が必要です。

 さらに、危険物に該当するアルコール消毒液を貯蔵・取り扱う場合は消防法または火災予防条例により、その数量に応じて消防署への届出等が必要となる場合があります。詳しくは消防本部予防課までお問い合わせください。

ガソリンの取り扱いに関する注意点

取り扱い注意

・ 可燃性蒸気を発生させるため、ガソリンを取り扱っている周辺で火気を使用しない。
→可燃性蒸気は空気より重いため、低い場所に溜まりやすく、思わぬ火源で引火する。
・ 静電気の発生に注意する。
→電気の不良導体であるため、流動等の際に発生した静電気が蓄積しやすく、静電気による着火危険性が高い。
・ ガソリンを保管する場合は、必ず専用の容器に入れ、密栓して保管する。
→ポリタンクで保管すると、可燃性蒸気により容器の膨張・破損の原因となります。

私たちの生活に身近に存在するガソリンですが、便利な反面、取り扱いや保管方法を誤ると大きな事故に繋がります。取り扱いには十分に注意してください。

その他

危険物注意

ガソリンや軽油、灯油以外でも、塗料、スプレー缶、化粧品等にも危険物が含まれる場合があります。
ご家庭で危険物を取り扱う基本事項として、下記の点に注意してください。

・ 子どもの手の届かない場所へ置く
・ 定期的に換気をする
・ 危険物の使用中は火気厳禁
・ 高温になる場所へは置かない
・ 石油ストーブのカートリッジタンクの抜き差しは火を止めてから行う

このページに関するお問い合わせ

消防本部 予防課
〒665-0033 宝塚市伊孑志3丁目14番61号
電話:0797-73-1953 0797-73-1957
ファクス:0797-77-3951
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。