ごみ収集車火災実験装置

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ID番号 1003227 更新日  2014年11月12日

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「火災調査」において、火災が起きた原因を調べ、その調査結果を広く市民の方にフィードバックし、火災予防につなげることは、消防職員の重要な責務です。

ここ最近、ごみ収集車(パッカー車)の火災が多発しています。宝塚市においても、今年1月15日に2件の同火災が発生し、火災調査の結果、スプレー缶が起因した火災であることが判明しました。
「ごみの分け方・ごみの出し方」と「火災」が密接に関わっており、分別されずに、スプレー缶が可燃ごみ等に混入してしまうと、ごみ収集車やごみ処理施設での火災につながることがあります。

パッカー車の回転板で残スプレー缶が押し潰された際にガスが噴出し充満します。そこへ、回転板とボディが接触した際に発生する火花により爆発が起こります。
誤った収集日に捨ててしまうと、上記のように充満したガスとライター等の火花を発するごみから発生した火花により爆発が起こります。

ごみ収集車を模した実験装置内で、スプレー缶のLPガスを爆発させ、普段何気なく使用しているスプレー缶が原因で起こる火災や危険性について知ってもらうことが作成の目的です。
「ごみ収集車火災実験装置」の作成は、兵庫県消防学校にて行われた平成25年度火災調査科の講義の中で、他市が作成した同実験装置の展示があり、さらに同時期に2件ものスプレー缶が起因するパッカー車火災が宝塚市で発生したことがきっかけとなりました。
宝塚市のスプレー缶の処理方法「使い切って・缶の日に処理」を知らずに捨ててしまった可能性が高いため、スプレー缶が起因する火災予防について、市民の方によりわかりやすく、インパクトのある広報ができないかと思い作成しました。 

ごみ収集車写真1

ごみ収集車写真2

訓練、自治会等の集まりに呼んでください

スプレー缶は、殺虫剤、ヘアースプレー、制汗消臭剤として、また鍋物などの調理用のカセットコンロのボンベなど、広く一般家庭にまで普及しています。どれも内容物や、その噴射剤として、液化石油ガスいわゆるLPガスや次世代燃料のDMEジメチルエーテルなど、可燃性ガスが使用されています。
中身の残ったものや、分別方法を間違うと、ちょっとした火花で火災になる危険があります。ご家庭内でも、その使用方法や取扱いを間違うと、火災や火傷をする危険があることを、いろんな機会で広報しますので、ぜひ訓練、自治会の集会等にお声かけください。

このページに関するお問い合わせ

消防本部 西消防署
〒665-0033 宝塚市伊孑志3丁目14番61号
電話:0797-73-1969 ファクス:0797-77-3957
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。