宝塚市新ごみ処理施設等整備・運営事業の契約を締結しました

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ID番号 1047459 更新日  2022年10月13日

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宝塚市新ごみ処理施設等整備・運営事業の契約概要

本市のごみ処理施設「宝塚市クリーンセンター」の各施設は、建設から約30年以上が経過し、経年的な施設の老朽化と大規模修繕等を繰り返すことによるコストの増大化、循環型社会形成に向けた新たな処理方法等への対応が困難などの理由から、建替整備を行います。

9月議会において議決され、この度、正式に契約を締結しましたので、お知らせします。

新ごみ処理施設等整備・運営事業概要

1 落札者 川崎重工業株式会社グループ

2 落札額 597億9800万円(税抜)

   内訳 整備費:421億  800万円(税抜)

      運営費:176億9000万円(税抜)

3 事業期間 整備:令和4年10月~令和14年9月

        運営:令和6年4月~令和29年9月

4 建設場所 宝塚市小浜1丁目2番15号(現有地)

1 宝塚市クリーンセンターの役割

宝塚市クリーンセンターは、皆様のご家庭から出たごみを処理・リサイクルしている施設です。

ごみは、収集車で集められたのち、燃やすごみは焼却施設で燃やし、大きなごみは砕き、資源となる金属・アルミ・ペットボトル・プラスチックなどは、選別してリサイクルしています。

また、一部のご家庭から集めたし尿や浄化槽汚泥の処理もしています。し尿や浄化槽汚泥は、固体と液体に分離してから、固体は燃やし、液体は希釈して下水道に流しています。

2 事業の目的

今の宝塚市クリーンセンターは、建設から30年以上が経過しています。

経年的な施設の老朽化や、大規模修繕等を繰り返すことによるコストの増大化、循環型社会形成に
向けた新たな処理方法等への対応が困難になっていることから、建て替え整備を行います。

●施設整備基本方針

方針1:循環型のまちづくりに寄与する施設    

方針2:安全で環境保全に優れた施設

方針3:安定した稼働ができ、災害に強い施設

方針4:経済性・効率性に優れた施設

方針5:環境学習・理科学習の要となり、学べる施設

方針6:周辺の景観に調和し、市民に親しまれる施設

施設整備基本方針にもとづいて、

・効率的かつ効果的な整備及び運営を行い、本市の財政負担の縮減と公共サービスを一層向上します。

・地球環境に負荷の少ない循環型社会・低炭素社会の構築に向け、将来にわたり安全かつ安定したごみの適正処理と再生資源回収を行い、省エネと再生エネルギーの有効活用により温室効果ガスの発生を抑制します。

完成イメージ
完成イメージ
(※事業者提案イメージのため、設計協議により変更となる可能性があります)

3 事業のスケジュールについて

● 整備期間:令和4 年10 月~令和14 年9 月(10 年間)

  <事前工事> :令和6年3月まで    仮設リサイクル処理場の整備

  <第1期工事> :令和9年9月まで   既存粗大ごみ処理施設、既存し尿処理施設の解体、
                     エネルギー回収推進施設の整備、 し尿処理施設の整備

  <第2期工事> :令和13年3月まで 既存焼却施設の解体マテリアルリサイクル推進施設の整備

  <第3期工事> :令和14年9月まで その他施設の整備、既存管理棟の解体

● 運営期間:令和6 年4 月~令和29 年9 月(23 年6 か月)

  ・仮設リサイクル処理場 :令和6年4月~令和13年3月(7年間)

  ・エネルギー回収推進施設 :令和9年10月~令和29年9月(20年間)

  ・し尿処理施設 :令和9年10月~令和29年9月(20年間)

  ・マテリアルリサイクル推進施設 :令和13年4月~令和29年9月(16年6か月間)

  ・その他施設 :令和14年10月~令和29年9月(15年間)

スケジュール表

4 事業方式について

事業方式は、事業者が施設の整備・運営を包括的に行うDBO方式(Design:設計、Build:建設、Operate:運営)を採用します。

この方式は、設計・建設、運営までを民間事業者のノウハウを活用して一括して実施するものであり、経費の削減とサービス向上を期待できます。

5 新しい施設について

(1) 新しい施設の概要

   ● エネルギー回収推進施設

     燃やすごみを焼却する施設です。

      ア. 処理方式・・・・・・・全連続燃焼式ストーカ式(並行流焼却炉)

      イ. 処理能力・・・・・・・210t/日(105t/日×2炉)

      ウ. 燃焼ガス冷却方式・・・廃熱ボイラー式(減温塔なし)

      エ. 排ガス処理設備

        (ア)集塵設備・・・・・・ろ過式集機塵器(バグフィルタ式)

        (イ)有害ガス除去設備・・乾式(消石灰吹込み)

        (ウ)NOx除去設備・・・無触媒脱硝

        (エ)ダイオキシン類・Hg除去設備・・・乾式(活性炭吹込み)

      オ. 自家発電設備・・・・・抽気復水タービン 4,740kw

      カ. 非常用発電設備・・・・ガスタービン発電機 1,500kVA

      キ. 可燃粗大ごみ処理設備

        (ア) 竪型切断式破砕機・・7.1t/5h

 

   ● マテリアルリサイクル推進施設

     大きなごみを砕き、資源となる金属・アルミ・ペットボトル・プラスチックなどを選別し

    てリサイクルする施設です。

      ア. 一般持込受入ヤード

        (ア)ターンテーブル・・・3基

      イ. 不燃粗大ごみ

        (ア)処理能力・・・・6.4t/5h

        (イ)受入供給設備・・ヤード方式

        (ウ)破砕設備・・・・竪型回転式破砕機 15.5t/5h

      ウ. 小型不燃ごみ

        (ア)処理能力・・・4.4t/5h(11.0t/5h:2日/週運転時)

        (イ)受入設備・・・ヤード方式

        (ウ)選別設備・・・破袋機、磁力選別機、手選別コンベヤ

      エ. かん・びん

        (ア)処理能力・・・8.8t/5h(14.67t/5h:3日/週運転時)

        (イ)受入設備・・・ヤード方式

        (ウ)選別設備・・・破袋除袋機、磁力選別機、手選別コンベヤ、金属圧縮機、
                                                アルミ選別機、びん選別ロボット

      オ. ペットボトル

        (ア)処理能力・・・3.1t/5h

        (イ)受入供給設備・ピット&クレーン方式

        (ウ)選別設備・・・破袋除袋機、磁力選別機、手選別コンベヤ、圧縮梱包機

      カ. プラスチック類

        (ア)処理能力・・・・・8.3t/5h

        (イ)受入供給設備・・・ピット&クレーン方式

        (ウ)選別設備・・・・・破袋機、磁力選別機、手選別コンベヤ、圧縮梱包機

      キ. その他・・・・・・・貯留設備、集塵・脱臭設備など

 

    し尿処理施設

      一部のご家庭から集めたし尿や浄化槽汚泥の処理をする施設です。

      ア. 処理方式・・・・・・固液分離+希釈放流方式

      イ. 処理能力・・・・・・13㎘/日

 

    仮設リサイクル施設

      今の粗大ごみ処理施設の解体から、マテリアルリサイクル推進施設が完成するまでの
     間、大きなごみを砕き、資源となる金属・アルミ・ペットボトル・プラスチックなどを
     選別してリサイクルする施設です。

      ア. 処理能力・・・・・・39.9t/5h

 

   ● その他施設:管理棟、収集車車庫棟・職員詰所、憩いの広場、駐車場、外構等

 

(2) 新しい施設の特徴について

   ● エネルギー回収推進施設

     先進的な水準でのボイラー蒸気高温・高圧化によって、ごみを燃やした際の熱回収率を
    向上し、発電量を増加します。

     また、省エネルギーによる温室効果ガス削減が可能になります。

     さらに、運転を遠隔監視します。熟練者が運転を遠隔監視することで、事故の軽減、
    運転員の削減が可能になります。

    マテリアルリサイクル推進施設

     「びん・かん」の受入について、ヤード方式を採用します。びんの割れを防止し、
    回収量の向上を図ります。

     びん・かん選別ラインでは、びん選別ロボットを配置し、作業の効率化を図ります。

     また、一般持込受入ヤードについては、収集車の受入ヤードと動線を分離し、
     市民の皆様の持込の安全を確保します。

     粗大ごみのインターネット申込を導入し、365日24時間の予約が可能になります。

   ● し尿処理施設

     エネルギー回収推進施設内に設置し、一括して運営し、体制の効率化を図ります。

 

全体配置図イメージ
全体配置図イメージ
(※事業者提案イメージのため、設計協議により変更となる可能性があります)



   ● その他

     ・ エコな施設の実現
       多くの自然エネルギー技術を導入し、エコな施設を実現します。
        太陽光発電、太陽光LED外灯、自然採光、マイクロ風力発電、
        Low-Eガラス(見学者通路および居室に導入予定)、屋上緑化  など

     ・ 環境学習・理科学習
       ごみ処理の原理を学び理解と興味につながるような見学コースとします。

ごみ受入れ見学スペース
ごみ受入れ見学スペース(イメージ)
(※事業者提案イメージのため、設計協議により変更となる可能性があります)

6 環境保全目標

環境基準
     法令基準   国の基準
     新施設の基準 新施設において自主的に定める基準値

Q&A

Qごみの分別・収集日は変わらないのですか?

Aはい、変わりません。

 今回のごみ処理施設の建替えによって、収集日や分別が変わることはありません。

 

Q工事中もごみの持ち込みはできますか?

Aはい、できます。

 工事中も仮設のごみ受け入れ場を作ります。

 ただし、持ち込みの際の順路が、現在から変更されます。

 変更後の順路につきましては、今後、ホームページや広報たからづかでお知らせします。

 

Qごみの持ち込み・粗大ごみ収集の予約方法は変わりますか?

A令和6年度から電話予約に加えてインターネット予約を開始する予定です。

 詳しい内容は、今後、市ホームページや広報たからづかでお知らせをしていきます。

 

Qリサイクルチップ(腐葉土)は受け取れますか?

A 工事期間中はクリーンセンターでのリサイクルチップの配布はなくなります。

   緑のリサイクルセンターでは、変わらずお渡しすることができます。

 工事期間中は、安全・工事スペースの関係上、リサイクルチップの置き場を確保することが
できません。

 申し訳ございませんが、緑のリサイクルセンターでのお渡しとなります。(下記の地図をご参照ください)

緑のリサイクルセンター地図

Q施設・工事の見学はできますか?

A工事期間内は見学することができません。

 申し訳ございませんが、安全確保のため原則工事期間中の見学についてはお断りさせていただきます。

このページに関するお問い合わせ

環境部 クリーンセンター施設建設課
〒665-0827 宝塚市小浜1丁目2番15号
電話:0797-84-6363 ファクス:0797-81-1941
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。