絵を見よう
みなさんは、『もこ もこもこ』『ころころころ』『カニ ツンツン』というえほんをしっていますか?
えをかいたのは、元永定正(もとなが さだまさ)さん〔1922-2011〕で、たからづか市(し)に住(す)んでいました。
元永(もとなが)さんは、えほんもつくりますが、現代美術(げんだいびじゅつ)の作家(さっか)さんです。
日本(にほん)だけでなく、海外(かいがい)のてんらん会(かい)にも作品(さくひん)を発表(はっぴょう)し、たくさんの賞(しょう)をもらいました。
元永(もとなが)さんの作品(さくひん)には、おもしろい形(かたち)や色(いろ)がたくさんあります。
えほんは、こどもにも人気(にんき)です。
元永(もとなが)さんは、いつまでもこどものようなあそび心(ごころ)をもっていて、
とてもおもしろいことを思(おも)いつくおじさんでした。
絵を見よう(えをみよう)
元永(もとなが)さんの絵(え)を見(み)てみましょう。
すきな絵(え)はありますか?
絵(え)を見(み)て思(おも)ったことを、だれかと話(はな)してみましょう。
保護者の方へ ~鑑賞のヒント~
元永さんは、自然の中から制作のヒントを見つけ、今まで見たこともないような形や豊かな色彩で、独自の世界を生み出しました。
元永さんの絵が何を表しているのか、正解はありません。
いろいろお子様に問いかけていただき、感想を聞きながら一緒にご鑑賞ください。
【ステップ1 簡単な問いかけ】
・「どの絵が好き?」「どの色が好き?」「何に見える?」など
【ステップ2 発展した問いかけ】
(例えば、形が生き物に見えたら・・・)
・「何をしているところかな?」「どんな気持ちかな?」「何て言っているのかな?」など
【ステップ3 擬音語・擬態語を考える】
・「どんな音で動いているかな?」「周りにどんな音が聞こえるかな?」
(ズシッ、パチン、コロコロ、など絵に音をつけてみる)
1.かわる色(いろ)
絵(え)のなかに、色(いろ)がぼんやり、すこしずつ変(か)わっているところがあります。
(「グラデーション」といいます。)
光(ひかり)がさしているような、やわらかな表現(ひょうげん)です。
孔版画の技法の一つ。絹やナイロンなどメッシュの版に、インクが通る孔(あな)とインクが通らない部分を作って図柄を表し、孔の部分にだけインクを落として印刷する方法。
2.流れる色(ながれるいろ)
えのぐが、グニャッと流(なが)れたり、水(みず)でジワーっとにじんだりしているところがあります。
元永(もとなが)さんは、えのぐがどんなふうに流(なが)れるか、先(さき)に考(かんが)えていたそうです。
でも、ときどき、思(おも)っていたのとちがう流(なが)れになることもありました。
3.おもしろい形(かたち)
元永(もとなが)さんの絵(え)には、ふしぎな形(かたち)がたくさん出(で)てきます。
なにかわからない、でもなんとなくおもしろい形(かたち)ばかりです。
おなじ形(かたち)がほかの絵(え)に登場(とうじょう)することもあります。
すきなかたちはありますか? なにに見(み)えますか?
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