「西谷地区のちまきの食文化」記録保存映像が完成!

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ID番号 1045208 更新日  2022年2月28日

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記録保存映像「宝塚市無形民俗文化財 西谷地区のちまきの食文化」

西谷ちまき映像
下記、リンク先よりご視聴いただけます。

 「西谷地区のちまきの食文化」が令和2年3月26日に宝塚市無形民俗文化財となり、貴重な習俗を記録として残すための映像を制作しました。

 映像では、西谷地区のちまきの作り方をはじめ、宝塚市文化財審議委員の服部 保先生と森 隆男先生にご出演いただき、西谷地区のちまきの希少性や文化財としての意義など解説していただいております。

 また、インタビューにて西谷ちまき保存会や西谷地区まちづくり協議会の会長より、西谷地区のちまきやこれからの西谷地区について熱い想いをいただきました。

 ぜひ、動画で魅力あふれる「西谷地区のちまきの食文化」をお楽しみください。

西谷ちまき
西谷地区のちまき

「西谷地区のちまきの食文化」について

 現在では、全国的にほとんどの地域でササ類の1種類の植物で包むちまきが一般化していますが、西谷地区では全国的にも稀なナラガシワとヨシの2種類の植物で包むちまきがいまもなお作られています。

 作られたちまきは仏壇や神棚、荒神に供えるほか、嫁の里帰りの際に土産として持たせるなど、単なる食文化としてだけでなく、贈答の習俗として地域に根差したものとなっています。

 地域特有の食文化は、食の多様化や少子高齢化などの影響により全国的にも消滅しつつあります。西谷地区も例外ではなく、ちまきの作り方を知る方も減少傾向にあります。そうした現状のなか、西谷地区のちまきの食文化を守るため各家庭にナラガシワを植えようといった活動や、端午の節供に西谷の各地区でちまきをつくる活動が行われています。

 西谷地区における伝統的なちまき作りの調査研究や後継者の育成を目的とした西谷ちまき保存会も設立されており、今後も伝統食として伝承されることが期待できます。

このページに関するお問い合わせ

教育委員会 社会教育部 社会教育課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎3階
電話:0797-77-2029 ファクス:0797-71-1891
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。