宝塚市行財政経営方針
「第6次宝塚市総合計画」の着実な推進に向け、令和3年7月に「行財政経営方針」を策定し、財政、組織、デジタル・データの各基盤強化などにより、時代にふさわしい行財政経営に取り組んでいます。
これまでの成果や課題を踏まえつつ、人口減少や少子高齢化に加え、社会経済の構造変化や自然災害への備えなど、多様で不確実な課題への対応が求められる今、これまでの発想や手法にとらわれない行財政経営への転換が急務となっています。
そのため、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、行財政経営の仕組みや業務の進め方を変革するとともに、市民や企業、大学など多様な主体との協働・共創を一層強化し、誰もが活躍できる環境づくりを進めます。
そして、多くの人々が住みやすい、住み続けたい、関わりたいと感じられる価値を共に創造し、市民が日々の暮らしに豊かさを実感できるまちの実現を目指し、令和7年9月に行財政経営方針を改訂しました。
本方針は、第6次宝塚市総合計画を実現するため、本市の行財政経営の基本的な方針を示すものであり、第6次宝塚市総合計画の下位計画として位置づけるものです。
変革と協働により、これからの時代にふさわしい行財政経営を実現し、市⺠が日々の暮らしに豊かさを実感できる価値を創造するために、本市が進むべき方向性を5つの方針として示し、具体的な取組事項については「宝塚市行財政経営行動計画」として定め、展開していきます。
方針1 多様な主体との協働・共創
方針2 時代の変化に適応し続けるための基盤づくり
方針3 限られる経営資源の適正配分
方針4 職員の働きがいの創出
方針5 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
方針1 多様な主体との協働・共創
地域社会で人々の暮らしを支える機能が低下する中、自治体は市民や市民団体・民間事業者など多様な主体が協力し合う場を設定する役割を担い、市民や多様な主体とともにまちづくりを進めていくことが重要です。
地域ごとのまちづくり計画を協働により進めていきます。また、将来のありたい姿を市民や多様な主体と共有・共感し、様々な人々を惹き付け、地域とのかかわりを深めていくことで、市民が日々の暮らしに豊かさを実感できる価値を共創していきます。
方針2 時代の変化に適応し続けるための基盤づくり
財政基盤
財政規律に基づいた財政運営とするとともに、多様な手段での歳入確保を図ることで、災害などの不測の事態や様々な財政課題に対応できる財政運営を目指します。
民間との連携などにより得られる新しい手法の活用により、時代の変化に適応する強固な基盤を築き、限られる財源で成果を最大化する持続可能な行財政経営の実現に向けて、引き続き取り組んでいきます。
組織基盤
DXの推進に必要な知識と意識を身につけ、未来の市民の暮らしをいかに守っていくのかを考え、課題を発見し、行動する職員の育成と、それを支える組織風土を醸成します。
また、社会の変化や課題に的確に対応できる組織とするため、部署を跨ぐような課題には必要に応じて柔軟に組織を見直すなど、機能的で連携のとれた体制の整備を進めます。
デジタル・データ基盤
利便性の高い行政手続きを着実に実現するなど、日々の暮らしにおいて豊かさを実感できる行政サービスを目指し、デジタル化を推進します。
デジタル技術を活用し、職員の仕事をヒトでしかできない業務へと移行し、前例にとらわれず、データなどの根拠に基づく政策立案を進めるため、情報セキュリティ対策を講じるとともに、 ICT の利用が困難な方への配慮にも努めながら、デジタル・データの整備及びデータ分析のための基盤を構築します 。
方針3 限られる経営資源の適正配分
市民生活や地域における課題を発掘し、データなどの根拠に基づき、将来に成果を生み出すことが見込まれる事業や分野に対して、限られる経営資源を適正に配分することが不可欠です。
市が実施する施策や事業は成果を重視し、豊かさの実感に向けてどのような成果につながったのか、説明責任を果たし、市民や多様な主体からの信頼確保に努めていきます。
これらの実現に向けて、ロジックモデルの活用や根拠に基づく政策立案(EBPM)の推進、 PDCA サイクルの強化により、施策や事業のマネジメントを適切に行います。
方針4 職員の働きがいの創出
職員一人ひとりが、能力開発やキャリア支援を充実させ、職員自身の前例にとらわれない意識改革や意欲の向上を図り、自ら考え、自らを律し、自ら行動していく職員を育成します。
そして、市民や多様な主体と繋がり、各専門分野の力を取り入れながら、市民が日々の暮らしに豊かさを実感できる価値を創造していきます。
また、職員の多様な価値観を認めることにより、様々な個性、知識や能力、職務経験などを持った職員一人ひとりがより能力を発揮し、納得、満足ある働き方ができるよう、取り組んでいきます。
方針5 DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
DX推進ビジョンに基づき、人ならではの温かさあるサービスの良さは残しながら、デジタル技術も活用することで、誰一人取り残すことなく、より市民の視点に立った便利で快適な、生活を豊かにするサービスによって、市民の多様な幸せを追求します。
また、職員がやりがいを持って仕事に取り組み、自分や家族の時間もより大切にし、職員自身の幸せも考えて、DXを推進します。
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