事例 まちのつどいば ここぉる
活動概要 「ここぉる」は、2022年5月に宝塚市鶴の荘にオープン。地域とのつながりを育む交流拠点として設けられ、地域住民の多様なニーズに応える場となっています。その名称には、「鶴(ルーマニア語で“cocor”)」と「協働(co)」、さらに「いつでもここにおるよ」という想いが込められています。また、この場は宝塚市の「お互いさまのまちづくり」構想、コープこうべの地域に開かれた拠点の提供という想いが合致して実現した取り組みです。
「宝塚お互いさまのまちづくり縁卓会議」から「ここぉる運営委員会」へ

縁卓会議でまちづくりビジョンを共有していた仲間たちと、地域の複数団体が協働するプロジェクトとして始まりました。当初は子育ての居場所づくりを目指し、コープこうべに相談。物件を探す中で偶然現在の場所に出会い、「ここぉる」の拠点が誕生しました。鶴の荘は、かつて商店街でにぎわっていた場所。社協さんからの推薦もあり、地域との協働にも適したエリアとして決定しました。
現在の運営体制

「ここぉる」は市民の手で運営されており、場所の維持費はコープこうべが支援。利用者は活動に応じて共益費を出し合い、運営に必要な費用をまかなっています。運営自体は利益を目的としていません。
「コープこうべ」との連携による地域のつどい場づくり

「ここぉる」はコープこうべの「めーむひろば」としても機能。宅配商品の受け取り拠点として、利用者が自由な時間帯で商品を受け取れる便利さが好評です。近隣自治会は日常運営には関与せず、祭りなどのイベント時に協力をいただいています。
「チャレンジしたい人」を応援する場所に

「ここぉる」は、新たな挑戦をする人にとって最適な場です。カフェ運営のメンバーが利用希望者のコーディネートを行い、新たな協働が生まれることも。訪れる人は流動的で、ここ1年でもさまざまな変化がありました。広報はイベントごとの発信が中心ですが、地域の方々には親しまれ、日々声をかけてもらえる存在になっています。
「運営委員会の解散」= 組織に縛られない場所づくりへ

現在、「ここぉる運営委員会」は解散し、「やりたい人がやりたいことをする場」として、自由な運営を模索中です。組織でも個人でもない形を保ち、必要に応じてチームをつくり、情報共有を大切にしながら活動しています。こうした民設民営の「つどい場」は市内でも珍しく、今後の展開が楽しみな場所です。
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