街道をたずねて(西谷地域)

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ID番号 1001172 更新日  2014年11月10日

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西谷地域

この地域は、過去西谷村に属していた宝塚市の北部一帯で、平安時代以降には摂津多田源氏の祖・源満仲によって治められ、鎌倉時代以降の文化財が数多く残されています。
大正13年には西谷バスが開通、その後、「十万道路」などができ、南部との交通の便が確保されました。

現在も、自然が多く残り、ダリアなどの栽培地として知られています。
昭和30年に宝塚市へ編入されました。

八幡神社(波豆=はず)

八幡神社

多田源氏の祖・源満仲の弟・満政が、天延元年(973)に創建したと伝えられ、誉田別尊(応神天皇)を祭祀しています。

現在の本殿は、応永十年(1403)建立のもので、三間社流造の立派なもので、国の重要文化財に指定されています。
また、石鳥居も応永三十二年(1425)作で県指定重要文化財。
その他、千刈(せんがり)水源池を築く際、水没した金福寺にあったとされる板碑や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、五輪塔などの石造美術群も著名です。

【阪急宝塚駅前から、西谷バス「波豆」行き「波豆」下車すぐ】

普明寺(ふみょうじ)

普明寺

慈光山普明寺は曹洞宗のお寺で、阿弥陀如来を本尊としています。
源満仲の第四子・頼平の開祖と伝えられています。

このお寺には厨子の扉絵や宝篋印塔(ほうきょういんとう)、笠塔婆(かさとうば)などがあり、南北朝から室町期の遺品が残されています。

また源満仲の武勇伝・龍馬神伝説(りゅうばしんでんせつ)も残されています。

【西谷バス「波豆」(はず)行きで「波豆」下車。南へ橋を渡り徒歩約10分】

宝山寺

珠光山宝山寺は真言宗のお寺で、本尊は十一面観音菩薩。

明治の大火で焼失し、規模が縮小されましたが、このお寺に残る「ケトロン祭り」は中世以降の念仏踊りを伝える貴重なもので、市の無形民俗文化財になっています。

【西谷バス宝山寺下車。北西へ徒歩約5分】

大日堂

西谷中学校の北にあり、鎌倉時代後期の作と推定される智拳印を結ぶ大日如来座像を祀ったお堂で、真言密教の仏法が早くからこの地域に伝わったことを知る重要な遺品です。

座像は宝塚市指定文化財。

【西谷バス本社前下車。北へ徒歩約5分】

西谷歴史民俗資料館

西谷歴史民俗資料館

この歴史民俗資料館は、江戸中期に建てられた東正雄氏の旧邸を、昭和51年に市立少年自然の家敷地内に移築開館したものです。

三間取りの茅葺妻入りの農家で、昭和初期までに使われた民具や農具などの生活用具が展示・保管されています。

【西谷バス、「少年自然の家前」下車。北へ徒歩約5分】


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    電話:0797-77-2029
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