街道をたずねて(巡礼街道)

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ID番号 1001173 更新日  2014年11月10日

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奈良時代に徳道上人が作ったとか、平安時代に花山法皇が作ったとの伝承のある西国三十三所観音霊場巡りの道筋で、那智の青岸渡寺が第1番札所です。

宝塚市域では中山寺が24番札所となっており、23番の箕面市の勝尾寺から、25番の加東郡社町の清水寺までの道が通っています。

主なルートは、阪急山本駅から宝塚駅の北側を通っています。

木接太夫(きつぎだゆう)彰徳碑

木接太夫(きつぎだゆう)彰徳碑

阪急・山本駅の西側に立つ石碑で、坂上善太夫頼泰が接ぎ木の技術に長じていたことから、豊臣秀吉から「木接太夫」の称号を受けたとされ、このことを顕彰して大正二年に建てられました。

この石碑は日本三大植木産地の一つとして著名な山本の植木所としてのシンボル的存在となっています。

【阪急山本駅西徒歩約1分】

松尾神社

松尾神社

京都松尾大社の末社で、大山咋命や武神・坂上田村麿を祭っています。
本殿は一間社流造柿葺で江戸時代初期の様式を持ち、宝塚市の指定文化財になっています。
寛文十一年(1671)に再興されました。

【阪急山本駅から西へ徒歩約6分】

天満神社

天満神社

菅原道真を祭る本殿は一間社春日造で、寛文五年(1665)に再建され、宝塚市指定文化財になっています。

地元のトントコ祭りでは神輿の御旅所となっていた記録があります。

【阪急山本駅から西へ徒歩約10分】

中山寺

中山寺

中山寺は、山号を紫雲山と称する真言宗中山寺派の総本山で、西国三十三所観音霊場の第24番札所として知られています。
寺伝では聖徳太子が建立したとされるお寺で、古くは現在地の北の山腹にありました。
しかし、寿永の乱や荒木村重の乱で兵火にあい、焼滅し、豊臣秀頼の命により、片桐且元の手になる諸堂が現在地に再建されています。

本堂には国の重文・十一面観音菩薩立像が安置され、また脇待の2体の十一面観音菩薩と共に、これを祈願すると西国三十三所の観音霊場を行脚したのと同じ功徳があるとされます。

この本尊はインドの勝鬘夫人を写したものとされ、女性の苦難を救う「安産信仰」に欠かせない功徳があるといわれ、その御利益を求めて多くの妊婦の方々が訪れています。
また、8月9日は、西国三十三所の観音様が全て星に乗って、この中山寺に集まるといわれる「星下り祭」の日で、梵天奉納などが行われ、大変な賑いを見せます。
この他、梅林の名所や、節分の行事などでも知られ、宝物殿には数多くの文化財もあり、たくさんの観光客が訪れています。

【中山観音駅下車北へ徒歩約1分】

  • このコーナーについての問い合わせは、宝塚市教育委員会社会教育課へ
    電話:0797-77-2029
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    電話:0797-77-2012

このページに関するお問い合わせ

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