新型コロナウイルスワクチンの有効性と副反応などについて

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ID番号 1041593 更新日  2022年5月13日

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新型コロナウイルスワクチンの有効性などについて

日本では現在、ファイザー社、武田/モデルナ社、及びアストラゼネカ社のワクチンが薬事承認されており、予防接種法における接種の対象となっています。
これらのワクチンの新型コロナウイルス感染症の発症を予防する効果は、2回目の接種から一定の期間において、ファイザー社のワクチンが約95%、武田/モデルナ社のワクチンが約94%、アストラゼネカ社のワクチンが約70%とされていますが、ワクチンの接種後であっても、これまでと同様に感染予防対策を行っていただく必要があります。

追加(3回目)接種について

日本で接種が進められているワクチンは、発症予防効果等がある一方、感染予防効果や、高齢者においては重症化予防効果についても、時間の経過に伴い、徐々に低下していくことが示唆されています。
一方、追加接種により、低下した感染予防効果や重症化予防効果等を高める効果があることが、臨床試験や様々な疫学研究等で報告されています。

イスラエルで実施された、ファイザー社のワクチンの接種後の情報を集めた研究では、追加接種した場合における入院予防効果は93%、重症化予防効果は92%、死亡に対する予防効果は81%であったと報告されています。
さらに、60歳以上で追加接種を受けた場合では、追加接種を受けなかった場合と比較して、感染例の発生率が11.3分の1、重症例の発生率が19.5分の1であったとの報告もあります。

また、米国で実施された、ファイザー社のワクチンの追加接種に係る臨床試験の結果によると、18歳~55歳の被験者を対象に、ファイザー社のワクチンの追加接種を行い、血清中の新型コロナウイルスに対する中和抗体の増加状況を確認したところ、3回目の接種から1ヶ月後の中和抗体価は、2回目の接種から1ヶ月後の中和抗体価よりも数倍高い値であることが確認されています。

武田/モデルナ社のワクチンについては、米国で18歳以上を対象に実施された臨床試験の結果によると、追加接種から28日後の中和抗体価は、2回目接種から28日後の中和抗体価よりも高く、本剤の追加接種により臨床的な有効性を支持する免疫応答が認められると判断されています。
 

現在の日本においては3回目接種の対象は初回接種を完了した12歳以上の方となっています。(ファイザー社のワクチンは12歳以上、武田/モデルナ社のワクチンは18歳以上が接種の対象となっています。)

オミクロン株への効果

オミクロン株に対する初回(1回目・2回目)接種による発症予防効果は、デルタ株と比較して低下するものの、追加接種により回復することが示唆されています。入院予防効果も、デルタ株と比較すると一定程度の低下はありますが、発症予防効果と比較すると保たれており、追加接種で回復することが報告されています。

交互接種について

追加接種に使用するワクチンは、初回接種に用いたワクチンの種類にかかわらず、mRNAワクチン(ファイザー社のワクチン又は武田/モデルナ社のワクチン)を用いる事が適当であるとされています。
初回接種において、ファイザー社、武田/モデルナ社、又はアストラゼネカ社のワクチンを受けた場合、追加接種では初回接種時に用いたワクチンの種類にかかわらず、ファイザー社又は武田モデルナ社のワクチンのいずれかを使用する事が可能です。
 

初回接種(1,2回目) 追加接種(3回目) 抗体価
ファイザー社ワクチン 武田/モデルナ社ワクチン

いずれの場合も上昇
武田/モデルナ社ワクチン ファイザー社ワクチン
アストラゼネカ社ワクチン ファイザー社ワクチン
アストラゼネカ社ワクチン 武田/モデルナ社ワクチン

小児(5~11歳)の接種について

国内における小児(5~11歳)の新型コロナウイルス感染症は、中等症や重症例の割合は少ないものの、オミクロン株の流行に伴い新規感染者が増加する中で、中等症や重症に至る症例数が増加傾向にあること、感染者全体に占める小児の割合が増えていることが報告されています。
また基礎疾患がある小児では、新型コロナウイルスに感染することで重症化するリスクが高くなると言われています。かかりつけ医とよく相談しながら、接種をご検討ください。

現在、5~11歳を対象に使用できるワクチンはファイザー社のワクチンです。日本では令和4年1月21日に薬事承認されています。
また、オミクロン株が流行する前のデータではありますが、小児へのワクチン接種により新型コロナウイルスに対する中和抗体価の上昇や90.7%の発症予防効果が確認されています。

新型コロナウイルス感染後の接種について

新型コロナウイルスに感染した方でも初回接種、追加接種に関わらず、ワクチンを接種することが出来ます。これは、このウイルスが一度感染しても再度感染する可能性があることと、自然に感染するよりもワクチン接種の方が、新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなることや、多様な変異に対する抗体の産生も報告されています。

新型コロナウイルスに感染してから接種するまでの期間については、初回、追加に関わらず、感染後、体調が回復して接種を希望する際には、その治療内容や感染からの期間に関わらずにワクチンを接種することが出来ます。モノクローナル抗体や血漿療法による治療を受けた場合も、本人が速やかにワクチン接種を希望する場合には、必ずしも一定期間を空ける必要はありません。

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新型コロナウイルスワクチンの副反応などについて

現在、日本で接種が進められている新型コロナウイルスワクチンでは、接種後に注射した部分の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢、発熱等がみられることがあります。こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復しています。

発現割合 症状
ファイザー社のワクチン

武田/モデルナ社のワクチン

 

アストラゼネカ社のワクチン
50%以上

接種部位の痛み、

疲労、頭痛

接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛  接種部位の痛み、疲労、頭痛 
10 ~ 50%  筋肉痛、悪寒、関節痛、下痢、発熱、接種部位の腫れ 関節痛、悪寒、吐き気・嘔吐、リンパ節症、発熱、接種部位の腫れ、発赤・紅斑 倦怠感、悪寒、関節痛、吐き気、接種部位の熱感・かゆみ
1 ~ 10%  吐き気、嘔吐 接種後7日目以降の接種部位の痛みなど  発熱、嘔吐、接種部位の腫れ・発赤・硬結・四肢痛、無力症

接種直後よりも翌日に痛みを感じている方が多くなっています。

接種後1週間経ってから、痛みや腫れなどが起きることもあります。

疲労や関節痛、発熱など、1回目より2回目の方が頻度が高くなる症状もあります。

3回目については、ファイザー社のワクチン及び武田/モデルナ社のワクチンいずれの場合も、2回目の接種後と比較して有害事象の発現傾向は概ね同等であると確認されています。
腋窩痛(わきの下の痛み)、リンパ節症(リンパ節の腫れ)及びリンパ節痛については、3回目接種後の方が、2回目接種後と比較して、その発現頻度は高い傾向が見られました。このような、追加接種時でリンパ節の腫れ等の発現割合が高いことは、米国で実施された臨床試験の結果の中でも報告されています。

小児(5~11歳)の接種による副反応について

12歳以上の方と同様、接種部位の痛みや倦怠感、頭痛、発熱等、様々な症状が確認されていますが、殆どが軽症又は中等度であり回復していること、現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められていないと判断されています。

発現割合 症状

50%以上

接種部位の痛み、疲労

10~50% 頭痛、注射した部分の発赤や腫れ、筋肉痛、悪寒
1~10%

下痢、発熱、関節痛、嘔吐

 

接種後、すぐに現れる可能性のある症状 

アナフィラキシー

・薬や食物が体に入ってから、短時間で起きることのあるアレルギー反応です。じんま疹などの皮膚症状、腹痛や嘔吐などの消化器症状、息苦しさなどの呼吸器症状が急に起こります。血圧低下や意識レベルの低下(呼びかけに反応しない)を伴う場合をアナフィラキシーショックと呼びます。

・起こることは極めてまれですが、接種後に、もしアナフィラキシーが起こっても、すぐに対応が可能なよう、予防接種の接種会場や医療機関では、医薬品などの準備をしています。

血管迷走神経反射

・ワクチン接種に対する緊張や、強い痛みをきっかけに、立ちくらみがしたり、血の気が引いて時に気を失うことがあります。

・誰にでも起こる可能性があるからだの反応で、通常、横になって休むことで自然に回復します。

・倒れてケガをしないように、背もたれのある椅子に座って様子をみてください。

 予防接種法に基づく医療機関からの副反応報告疑い報告状況について

下記の「第78回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第1回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)資料」をご参考ください。

 

【全国の副反応疑い報告】 
(令和4年3月20日までの接種分)
ファイザー社のワクチン   28,146件     ※推定接種回数 195,944,823回
                                    (このうち、死亡報告は1,514件)
《専門家による評価》
ワクチンと症状との因果関係が否定できないもの : 0件 
ワクチンと症状との因果関係が認められないもの : 9件              
現時点では評価できないもの          : 1,505件


(令和4年3月20日までの接種分)
ファイザー社の小児用ワクチン   6件     ※推定接種回数 215,368回
                                    (このうち、死亡報告は0件)
《専門家による評価》
ワクチンと症状との因果関係が否定できないもの : 0件 
ワクチンと症状との因果関係が認められないもの : 0件              
現時点では評価できないもの          : 0件


(令和4年3月20日までの接種分)
武田/モデルナ社のワクチン  4,526件    ※推定接種回数 51,618,647回
                                     (このうち、死亡報告は120件)
《専門家による評価》
ワクチンと症状との因果関係が否定できないもの : 0件
ワクチンと症状との因果関係が認められないもの : 1件             
現時点では評価できないもの          : 119件 


(令和4年3月20日までの接種分)
アストラゼネカ社のワクチン   16件    ※推定接種回数 116,640回
                                     (このうち、死亡報告は1件)
《専門家による評価》
ワクチンと症状との因果関係が否定できないもの : 0件
ワクチンと症状との因果関係が認められないもの : 0件             
現時点では評価できないもの          : 1件

予防接種健康被害救済制度について

予防接種によって健康被害が生じ、医療機関での治療が必要になったり、障碍が残ったりした場合に、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済(医療費・障害年金等の給付)が受けられます。
 アナフィラキシーやその他の副反応について、接種医師やかかりつけ医とご相談のうえ、申請をご希望される方は、宝塚市立健康センター予防接種担当者(0797-86-0056)までご連絡ください。 なお、接種時に宝塚市以外に住民票があった方は、住民票があった自治体にご連絡してください。

【注意点】
・医療機関が発行する診断書などの必要書類については、費用が自己負担となります。
・医療費等を自己負担した際の領収書は必ず保管しておいてください。
・審査があるため、救済制度の申請を行っても必ず給付されるとは限りません。

 詳細については、下記の厚生労働省のホームページをご覧ください。

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新型コロナワクチンについて

新型コロナワクチンを接種する前には、下記の説明書をご一読ください。
ワクチンを接種してよいかご心配な方はかかりつけ医にご相談ください。

新型コロナワクチン予防接種についての説明書

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ワクチン接種には本人の同意が必要です

ワクチン接種については、感染症を発症することや、重症化することを防ぐという期待される効果と、副反応がおこることの両方を理解した上で、接種されるかどうかは自らの意思でご判断いただくこととなります。決して市が接種を強制するものではありません。 
宝塚市の接種券に同封している「新型コロナウイルスワクチン予防接種についての説明書」にも、ワクチンの効果や副反応のことを記載していますので、お読みいただき、接種するかどうかをお考えの上、決めていただけたらと思います。 
病気療養中の方や体調など接種に不安がある方など、接種しないことを選択する方もおられます。接種しないという選択をされる方もおられることを十分ご理解いただき、接種されていない方を差別したり、差別を助長することが決してないように、皆さまのご理解、ご協力をお願いします。

関連情報

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このページに関するお問い合わせ

健康福祉部 健康推進室 健康推進課(健康センター)
〒665-0827 宝塚市小浜4丁目4番1号
電話:0797-86-0056 ファクス:0797-83-2421
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。