米谷保育所(遊びとおもちゃ)
遊びって何かな?
子どもの遊びって何でしょう?
遊びとは「子ども達が自分に合ったやり方で、今まで知らなかったものへ慣れ親しんでいく過程」と言われています。自分で考えたり、工夫したり、手を動かす事で、運動機能、思考能力や創造力、言葉などの心身の発達につながっていきます。これらを助けていくのが環境であり、その中のひとつに道具と呼ばれるおもちゃと絵本があります。
大人の役割は、その環境を整えていくことです。
今回は、「人的環境」と呼ばれる大人のふるまい方のポイントを!
必要以上に遊びを中断しない
途中で止められて、再度始めるのは大人でもしんどいものですよね。集中している時間を大事にしてあげましょう。
子ども自身に試させ充分に経験させる
子どもが何かをする前から「こうするのよ」と教えようとしていませんか?
困っている時だけ、ヒントを与えて自力で解決できたと実感できるようにしてあげましょう。
自分で考え、失敗しても取り組んでいく子どもに育ってほしいですよね。
質問魔にならない
知識を得させようとする親心は、時に遊びには邪魔なものになります。
「目はどこ?(描いて)」「これは何?」「何色?」…ではなく、子どもがどう遊んでいるのかをみてあげたいですね。
まじめな関心を寄せる
子どもにとって遊ぶことは、大人の仕事と同じ位緊張を持つものです。「ほら、見て!できたよ」の言葉・まなざしに応えてあげましょう。一緒に喜び「本当によくできたね」と言ってもらえたら子どもは嬉しいですよね。
後かたづけが嫌いな作業にならないように
後かたづけとは、次に遊ぶ時に遊びやすいようにする事です。子どもは“そのままの方がまたすぐに遊べるので便利”と思っているでしょう。整理整頓は、本来は大人の役割。乳児の間は、子どもの周りの遊んでいないおもちゃは大人が片づけます。
3歳から4歳までは一緒にすることで、散乱していると遊びにくいとか、おもちゃを大事にすることを学んでいきます。
参考「良い玩具のAからZ」遊びと玩具研究会
おもちゃ
「おもちゃ」とは、「手に持つ物」というのが語源だそうです。
乳児のおもちゃは、手、指先、手首を使うもの、3才を過ぎる頃には、想像力・創造力を深める積み木・ブロックなどのおもちゃが適切だと言われています。
では、どんなおもちゃが良いのでしょうか。
- 長く使えるおもちゃ
保育所にはヨーロッパ伝統の木のおもちゃがあります。
壊れても、木工用ボンドで修理でき、20年30年と作り続けられている物も多く、補充がききます。
飽きずに遊べるのは、そこに自分のイメージを膨らませていける無限の遊び方があるからですよ。
0歳から1歳の子どもには、自分が思った通りに結果が出るものも必要なので、遊び方が決まったおもちゃも大事です。 - 買い足せる物を
積み木を2つ4つと合わせれば正方形になるなど、基本の一辺の長さの倍数で造られている積み木は、遊びが広がり深まります。
年齢によっては、違うタイプの積み木を組み合わせたり数を増やせる積み木を選んであげましょう。
簡単に作れる手作りおもちゃ
ペットボトルを使って
- 二つに切って切り口は、ビニールテープを巻きます
- 上の部分は底なしの器 入れるのが楽しい時期には底があると不便です
- 下の部分 中身が見えて楽しい入れ物
持ち手をつけてカバン代わり
穴をあけてジョウロに
牛乳パックを使って
基本の形を覚えましょう
- 注ぎ口は切り落とす(作るものに合わせた高さに切っていきます)
- 開いている口同士重ね合わせて入れ込む
- 布などを貼り、穴をあけひもを通して「ひっぱって遊ぶ」
- サイコロの形を4個用意し、6面にそれぞれ違う絵を描く「サイコロパズル」
- 15個用意「子どもの椅子」
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