大原野・波豆エリア

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ID番号 1027850 更新日  2018年12月21日

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大原野(おおはらの)・波豆(はず)エリア

ガイドマップ9・10ページ

ガイドマップ番号 46~55
説明書きの番号はガイドマップの番号と対応しています。

エリアの紹介

宝塚の北部に位置し、田園風景が残る緑あふれる地域です。古くからの石造物や文化財も豊富で、散策や自然体験も楽しめます。

 

46.波豆八幡神社(はずはちまんじんじゃ)

波豆八幡神社の写真

千刈水源池の北岸に誉田別尊(ほんだわけのみこと)(応神天皇)を祭神とする波豆八幡神社があります。源満仲の弟満政の創建と伝えられ、現在の本殿は応永10年(1403年)に建てられたもので国の重要文化財。水源池に面して立つ石鳥居は応永32年(1425年)のもので、三田市の酒垂神社(さかたれじんじゃ)にも同材、同形式のものがあります。

47.波豆石造美術群(はずせきぞうびじゅつぐん)

波豆石造美術群の写真

八幡神社の境内の西端に石造美術品の一群があります。これらは境内東側の斜面にあった金福寺(こんぷくじ)に立っていたものですが、水源池を造るときに水没することからここに移されました。中央の板碑は高さ約4メートル、全国で2番目の大きさで、左右にある五輪塔・宝篋印塔(ほうきょういんとう)とともに兵庫県の文化財に指定されています。

48.普明寺(ふみょうじ)

普明寺の写真

三田に向かう県道から千刈水源池に架かる橋を渡ると普明寺があります。源満仲にまつわる龍馬神の雨乞い伝説が伝わるお寺です。墓地に残る石造の宝篋印塔(ほうきょういんとう)や笠塔婆(かさとうば)のほか、持国天など四天王を描いた木製の厨子扉絵(ずしとびらえ)等が県や市の文化財に指定されています。

49.大原野素盞嗚命神社(おおはらのすさのおのみことじんじゃ)

大原野素盞嗚命神社の写真

大原野にある市役所の西谷サービスステーションの西側には、鬱蒼たる社叢にかこまれた素盞嗚命神社があります。社叢はヒノキ-モミ群落など3群落で構成され、この社叢の中には樹齢400年を越える杉の巨木が2本あり、幹廻りは7メートルにもなります。

50.宝山寺(ほうさんじ)

宝山寺の写真

十一面観音を本尊とする宝山寺には、疫病よけとしてお盆に行われる「ケトロン」という中世以来の民俗行事があります。8月14日の夜、本尊へ献ずる燈籠を先頭に、ヒュー・ケー・トンの音頭で始まり、山門・参道・本堂前で念仏を唱えます。「ケトロン」という名称は念仏衆の持つ鉦(かね)や太鼓の音に由来し、宝塚市無形民俗文化財に指定されています。

51.長谷素盞嗚神社(ながたにすさのおじんじゃ)

長谷素盞嗚神社の写真

本殿の前にある長床(ながとこ)(舞台)の床下をくぐって参拝するという変わった形式の参道になっており、本殿は三間社切妻造(さんげんしゃきりづまづくり)、江戸時代初期のもので兵庫県指定の文化財。西側に接する普光寺の境内には観応元年(1350年)建立の宝篋印塔(ほうきょういんとう)があります。

52.波豆地蔵石龕(はずじぞうせきがん)

波豆地蔵石龕の写真

羽束川(はつかがわ)にかかる橋のたもとに、将棋の駒形に加工された石に刻まれたお地蔵様がひっそりと置かれています。輪郭の部分に応永二十四年(1417年)と彫られており、室町時代に作られたもの。板石で作られた厨子も造立当時のものです。

53.阿弥陀石龕(あみだせきがん)

阿弥陀石龕の写真

鎌倉時代後期頃作られたもので、奥壁の正面上方に阿弥陀如来を彫り、その下方の左右に合掌する男女の坐像を彫っています。男女像の頭上には「桂妙」「覚圓」と刻まれており、親の供養のために子どもが立てたものと思われます。

54.大日堂(だいにちどう)

大日堂の大日如来坐像の写真

市立西谷中学校の校庭の北側に大日堂と呼ばれるお堂があります。このご本尊の大日如来坐像は寄木造(よせぎつくり)という技法で作られ、全体に漆箔(しっぱく)が施されています。鎌倉時代のものと考えられ、市の文化財に指定されています。

55.丸山湿原(まるやましつげん)

丸山湿原

宝塚市玉瀬ほかに位置する大小5つの湿原群からなり、植物種数は45と最多で、湿原面積も兵庫県最大クラスの湿原となっています。その重要性から、平成27年(2015年)に兵庫県の天然記念物に指定されました。また、生態系の貴重性を示す「兵庫県版レッドデータブック2011」においてAランクに指定されています。

56.松尾湿原(まつおしつげん)

松尾湿原の写真

市立宝塚自然の家の敷地内にある湿原で、宝塚市指定の天然記念物。この湿原は、沖積土の不透水層上に発達した谷湿原で、オオミズゴケ、サワヒヨドリ、サワギキョウ、カキランなどが生育しています。近年、乾燥化などにより衰退していましたが、復元のための作業が行われています。

57.旧東家住宅(きゅうひがしけじゅうたく)

旧東家住宅の写真

江戸時代中期に建てられた西谷地域の典型的な農家で、市立宝塚自然の家の中に移築して歴史民俗資料館として公開しています。屋根は茅葺き(かやぶき)で、土間があり、部屋の中には囲炉裏(いろり)が切られています。内部には昔の農具や民具を展示しています。

※宝塚自然の家の敷地内に位置するため、同施設の開放日(日祝・イベント開催日)のみ見学可。

ちょこっとブレイク5 武田尾の温泉(たけだおのおんせん)マップ番号58

武田尾温泉の写真

宝塚市には武田尾と呼ばれる山々に囲まれた地域があり、江戸時代に豊臣方の落武者であった武田尾直蔵が発見したと伝えられている武田尾温泉があることで有名です。武庫川の渓谷美や、季節によって彩の変わる山々を見ながらハイキングを楽しむことができます。

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電話:0797-77-2029 ファクス:0797-71-1891
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