宝塚市大使 やすみりえの「川柳日和り」第23回結果
第23回入選作品
第23回のお題
時間
天
腕時計 はずし気ままな 定年後 福西容子 様
◆やすみさんの講評◆
時間というお題から、腕時計という小道具を上手く用いて完成なさいました。定年後の時間には「気ままな」という言葉が似合いますね。
地
半世紀 巻きもどしては 別の道 洋子 様
◆やすみさんの講評◆
人生における時間を詠んだ一句。決して戻ることはできないと分かっていても、「もしもあの時に・・・」なんて思うことありますね。
人
チャイムまで 粘るブランコ あとふたり 鯛蛇 様
◆やすみさんの講評◆
小学校の休み時間、校庭で楽しく遊ぶ様子が見えてきました。まだブランコに乗ることができていない二人の表情を想像したくなりますね。
佳作
- 人生の 一人時間差 決まらない 中神國彰 様
- たっぷりと 一日は有る 朝寝する 大昇たみこ 様
- おばあちゃん 時間を越えて 会いたいな 桜山あまね 様
- ロスタイム あって円満 老夫婦 古川裕美 様
※入選作品(やすみさんの講評付き)と佳作作品は、広報たからづか6月号にも掲載しています。ぜひご覧ください。
やすみりえさんからのワンポイントアドバイス
今回は幅広いとらえ方で「時間」を詠んだ作品にたくさん出会うことができました。のんびりとした時間や慌ただしい時間など、作者によってさまざまなのが良いですね。伝えたいことをシンプルに、ポイントとなる言葉をひとつ決めて作句してみましょう。
やすみりえ先生の一句
「砂時計さらさら春が流れてく」
時の流れを眺めて楽しむ砂時計。懐かしい雰囲気が浮かんできました。「春」という言葉に、皆さんのかけがえのない思い出を重ねて味わってみてください。
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