老朽化対策への取組みについて
宝塚市の汚水管の状況
本市の下水道(汚水)管路総延長は539kmとなっており、その内、法廷耐用年数(50年)を経過した管渠の割合は令和5年度末時点で約3%であり、全国平均の約8.7%と比べても下回っています。これは宝塚市の下水道整備が昭和46年(1971年)年から開始し、法定耐用年数の50年を経過していないことが原因となっています。しかし、今後は次第に老朽化した管渠が増加していくため経済面や技術面から効率的な老朽化対策が必要とされています。
本市では、計画的に管渠の点検調査を実施し、調査結果より緊急度の高い管渠から改築を行うと共に、管渠の中でも汚水幹線と呼ばれる大口径かつ社会的影響の大きな管渠や、布設年数が長く劣化の著しいコンクリート製管の改築を優先して行うことで、老朽化率の増大を抑え、下水道管に起因する陥没事故などの低減に努めていきます。
本市では、すでに第1期の点検調査として延長85kmの管路カメラ調査を完了しており、調査結果より、中山桜台や逆瀬台などの地区にて緊急性の高い状態の悪い箇所の改築工事を実施しています。また、口径の大きな汚水幹線の耐震化工事に合わせて老朽化対策を実施しており、現在は亀井町に布設されている宝塚汚水幹線の改築工事に取り組んでいます。
今後も第2期、第3期と点検調査を実施し、更新工事を進めてまいります。
市民の皆様におかれましては、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
下水道の更新工事について

管路施設の点検・調査結果に基づき、二つの工法で下水道管路の更新工事に取組んでいます。いずれの更新工事においても、管路の耐震化・長寿命化(50年以上)といった効果が得られます。
(1)管更生工法:管材料をマンホールから挿入して、古い汚水管の内面に新しい管を作る工法。
(2)開削工法:管更生工法が適用できない場合に、道路を掘って汚水管を入れ替える工法。
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