宝塚市大使 やすみりえの「川柳日和り」第13回結果

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ID番号 1048676 更新日  2022年11月28日

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第13回入選作品

第13回目のお題

甘い

甘々を孫はとっくに見抜きおり  ポッチリン 様

◆やすみさんの講評◆
そうなんです!じいじ、ばあばの心の中をしっかり見抜いちゃってるんですよね!今回のお題では、お孫さんとの関係を詠んだ句がとても多かったです。

甘いよな夢だけ見とき宝くじ  村上茂樹 様

◆やすみさんの講評◆
自分に言い聞かせているような、つぶやきのような川柳。中七の"夢だけ見とき"のお喋り言葉が効いている一句です。

孫来れば声の糖度も急上昇  青木美佳子 様

◆やすみさんの講評◆
お孫さんに会う嬉しさ、声がついつい優しくなる様子を「糖度」という言葉にしていてうまいです。しっかりと"甘さ"が伝わってきました。

佳作

  • 若き日は一寸気どってブラックで        横田百合子 様
  • 尖る子にふんわり甘い卵焼き      古川裕美    様
  • 病床の甘える母の小ささよ       橋本千恵子 様
  • 飴ひとつ尖った心撫でてゆく      大辻万里子 様
  • 食べてないあごにチョコつけそらす顔  吾郷寛子    様
  • 子や孫に甘いくせにとグチる夫     岡本和美    様
  • イライラも吹き飛ぶ魔法甘い物     二見千晶    様
  • 先着順九時に行ったら遅かった     二見柚羽    様

※入選作品(やすみさんの講評付き)と佳作作品は、広報たからづか12月号にも掲載しています。ぜひご覧ください。

やすみりえさんからのワンポイントアドバイス

皆さんがこれまで作り続けた川柳があったら、大切に保存しておきましょう。ノートに書いておいたり、パソコンで管理したりするのも良いですね。一句一句を見返すと、これからの作品作りのヒントがあるかもしれません。

やすみりえ先生の一句 

「泣き言もほろりと甘いドロップス

この一句は、心がきゅんとなるような甘さをイメージして詠んだものです。溢れ落ちる涙の粒を"ドロップス"という言葉にして表現してみました。思わず流れた恋の涙、といったところでしょうか。

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