宝塚市大使 やすみりえの「川柳日和り」第13回結果
第13回入選作品
第13回目のお題
甘い
天
甘々を孫はとっくに見抜きおり ポッチリン 様
◆やすみさんの講評◆
そうなんです!じいじ、ばあばの心の中をしっかり見抜いちゃってるんですよね!今回のお題では、お孫さんとの関係を詠んだ句がとても多かったです。
地
甘いよな夢だけ見とき宝くじ 村上茂樹 様
◆やすみさんの講評◆
自分に言い聞かせているような、つぶやきのような川柳。中七の"夢だけ見とき"のお喋り言葉が効いている一句です。
人
孫来れば声の糖度も急上昇 青木美佳子 様
◆やすみさんの講評◆
お孫さんに会う嬉しさ、声がついつい優しくなる様子を「糖度」という言葉にしていてうまいです。しっかりと"甘さ"が伝わってきました。
佳作
- 若き日は一寸気どってブラックで 横田百合子 様
- 尖る子にふんわり甘い卵焼き 古川裕美 様
- 病床の甘える母の小ささよ 橋本千恵子 様
- 飴ひとつ尖った心撫でてゆく 大辻万里子 様
- 食べてないあごにチョコつけそらす顔 吾郷寛子 様
- 子や孫に甘いくせにとグチる夫 岡本和美 様
- イライラも吹き飛ぶ魔法甘い物 二見千晶 様
- 先着順九時に行ったら遅かった 二見柚羽 様
※入選作品(やすみさんの講評付き)と佳作作品は、広報たからづか12月号にも掲載しています。ぜひご覧ください。
やすみりえさんからのワンポイントアドバイス
皆さんがこれまで作り続けた川柳があったら、大切に保存しておきましょう。ノートに書いておいたり、パソコンで管理したりするのも良いですね。一句一句を見返すと、これからの作品作りのヒントがあるかもしれません。
やすみりえ先生の一句
「泣き言もほろりと甘いドロップス」
この一句は、心がきゅんとなるような甘さをイメージして詠んだものです。溢れ落ちる涙の粒を"ドロップス"という言葉にして表現してみました。思わず流れた恋の涙、といったところでしょうか。
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