宝塚市大使 やすみりえの「川柳日和り」第17回結果
第17回入選作品
第17回目のお題
真ん中
天
真ん中に恩師が座りハイチーズ あいび 様
◆やすみさんの講評◆
楽しい同窓会の雰囲気がいきいきと伝わってくる作品です。「真ん中」という言葉に 恩師への敬愛が込められていて、ここに集った全員の笑顔を感じ取ることができます。
地
湯治場のショーは昭和のど真ん中 村田勝彦 様
◆やすみさんの講評◆
下五にもってきた「ど真ん中」がズバッと効いた一句。この十七音の中に懐かしい昭和の色合いが程よく散りばめられていますね。
人
三車線真ん中走る紅葉色 高福誠 様
◆やすみさんの講評◆
高齢者ドライバーさんの「もみじマーク」を切り口に、安全運転への思いを上手く表現されています。「紅葉色」という言葉の選び方もグッドです。
佳作
- 眉描けど顔の真ん中日々違い 松永博子 様
- 特売の列の真ん中大あくび 平塚佳好子 様
- キラキラの君は青春ど真ん中 丸岡聡子 様
- 退職後妻の座席が真ん中に 伊藤義幸 様
※入選作品(やすみさんの講評付き)と佳作作品は、広報たからづか12月号にも掲載しています。ぜひご覧ください。
やすみりえさんからのワンポイントアドバイス
今回も、皆さまの力作を寄せていただき嬉しく思います。それぞれ「真ん中」という位置をしっかりとイメージしながら詠んでいただいた印象です。江戸時代の川柳に「子が出来て川の字なりに寝る夫婦」というものがありますが、この句をモチーフにした作品もチラホラ見受けました。現代だけでなく、江戸時代などの川柳作品から作句のヒントを得ることもありますので、ぜひ色々な句に出会い紐解いてみてはいかがでしょう。
やすみりえ先生の一句
「真ん中に愛があるとは言ってない」
それじゃあ真ん中には何があるの?と突っ込まれるかもしれませんがご想像におまかせします(笑)。愛が「無い」わけではないところがミソの一句です。
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