宝塚市大使 やすみりえの「川柳日和り」第15回結果
第15回入選作品
第15回目のお題
スイーツ
天
甘いです笑顔に添えたスイーツは 津島 修 様
◆やすみさんの講評◆
甘いものを運んできてくれた人の優しい笑顔が浮かびます。「甘いです」と口語体でストレートに表現したところが良いポイントになっています。
地
白玉の泳ぎはじめを掬い取り まなみ 様
◆やすみさんの講評◆
出来上がったばかりの白玉の、つやつやとした様子が見えてきました。「泳ぎはじめ」という言葉が効いています。
人
スイーツは控えなさいと野暮な医師 馬目容子 様
◆やすみさんの講評◆
スイーツ好きな作者なのでしょう。心のつぶやきがそのまま川柳になっています。日々の出来事とお題「スイーツ」をうまく合わせました。
佳作
- スマホからケーキが躍る誕生日 大西栄子 様
- はんなりと映えてきました和菓子です さくちゃんママ 様
- 甘いもの食べれば人も甘くなる テー 様
- スイーツは横目でチラリ物価高 岡本和美 様
※入選作品(やすみさんの講評付き)と佳作作品は、広報たからづか6月号にも掲載しています。ぜひご覧ください。
やすみりえさんからのワンポイントアドバイス
「スイーツ」をあれこれと幅広く川柳にしていただくことができました。食べる嬉しさ、作る楽しさをはじめとして「血糖値」という言葉の登場もチラホラ。共感できる内容が多かった印象です。今回の575の定型になっていない惜しいものがいくつか見受けられましたので、ぜひ指折り数えながらきっちり十七音で完成させることを意識してみましょう。
やすみりえ先生の一句
「チョコレート夜の形で溶けてゆき」
美味しいスイーツ、食べるときの気分や時間帯によって味わいが違いますね。「夜のチョコレート」はちょっぴり大人なイメージ。ほろ苦い風味の一句を詠んでみました。
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