こどもの予防接種について
予防接種ってなに?
- 予防接種は、感染症の原因となるウイルスや細菌、または菌がつくり出す毒素の力を弱めてワクチンをつくり、これを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることをいいます。予防接種を受けることでこども自身が免疫をつくり、病気から身を守ることができます。
- こどもは、成長と共に外出の機会や他の人と接触する機会が多くなり、感染症にかかる可能性も高くなります。ワクチンの有効性や副反応について十分に理解した上で、適切な時期に予防接種を受け、感染症にかからないようにしましょう。
予防接種の目的(有効性)
ワクチンを接種した方が、病気にかかることを予防したり、人に感染させてしまうことで社会に病気がまん延してしまうのを防ぐことを主な目的としています。また、病気にかかったとしても、ワクチンを接種していた方は重い症状になることを防げる場合があります。
※ワクチンの中には、抵抗力(免疫)ができてもしばらくすると少しずつ減ってくるものもあるので、長期に抵抗力を保つためには、一定の間隔で追加接種が必要なものもあります。
※こどもの体質、その時の体調などによって抵抗力(免疫)ができないこともあります
予防接種の受け方
(1)こどもの定期予防接種実施医療機関一覧から、 医療機関を決め、予防接種の予約をする。
(2)受けようとする予防接種の説明をよく読み、予診票を記入する。
(3)母子健康手帳と予診票を持って、医療機関を受診し、接種を受ける。
※実施日時については、各医療機関へお尋ねください。予診票は、各医療機関にもあります。
※予防接種の説明は「予防接種のしおり」にはさんで配布しています。
予防接種のしおり(対象:就学前のこども)
予防接種についての説明「予防接種と子どもの健康(冊子)」と予診票がついています。宝塚市で出生届や転入届等を出していただいた時に配布しています。お持ちでない方は、健康センター、窓口サービス課、各サービスセンター、各サービスステーションでお渡しすることができます。
予防接種・ワクチン情報
ワクチンの種類や効果、安全性などの情報をお知らせしています。
定期予防接種
4種混合ワクチンの予防接種(4回)が完了していない方へ
4種混合ワクチンは令和7年7月頃、在庫がなくなり次第、終了となります。
最後まで4種混合ワクチンとヒブワクチンで接種完了することが望ましいですが、同一ワクチンでの接種ができない場合は、(1)または(2)の方法で接種します。
(1) 4種混合ワクチンとヒブワクチンの接種回数が揃っている場合(例:すでに4種混合ワクチン2回、ヒブワクチン2回接種済など)
➡医師と相談の上、5種混合ワクチン(4種混合ワクチンとヒブワクチン)に切り替えて接種します。
※異なるメーカーの交互接種は、安全性について確認ができていないため、同じメーカーのワクチンを接種することが望ましいです。
(2) 4種混合ワクチンとヒブワクチンの回数が揃っていない場合(例:すでに4種混合ワクチン1回、ヒブワクチン2回接種済など)
➡下表の接種パターンを参考に、回数を揃えるための接種を行います。
すでに接種済のワクチン |
今後の接種方法 |
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4種混合1回、ヒブ2回 |
3種混合1回、ポリオ1回⇒5種混合⇒5種混合 |
4種混合2回、ヒブ1回 |
ヒブ1回⇒5種混合⇒5種混合 |
4種混合3回、ヒブ4回 |
(例1)4種混合1回 (例2)3種混合1回、ポリオ1回 |
定期予防接種の種類
定期予防接種の種類 |
接種期間・回数・間隔 |
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ロタウイルス (ワクチンの種類によって、接種回数が異なります) |
どちらのワクチンも、初回接種を生後2か月から出生14週6日後まで |
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B型肝炎 |
生後12か月未満に3回接種 (母子感染予防として、健康保険でB型肝炎ワクチンの接種を受けた人は除く) *1回目から27日以上の間隔をおいて2回目を接種後、1回目から139日以上の間隔をおいて3回目を接種
生後2か月から9か月に至るまで |
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小児用肺炎球菌 すでにバクニュバンスを接種した人はプレベナー20への切り替えはできません |
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生後2か月以上5歳未満が対象 【標準的接種開始時期】 生後2か月以上7か月未満
接種開始月年齢により接種回数が異なります
初回接種:27日以上の間隔をおく(標準的には12か月までに) 追加接種:初回接種終了後60日以上、かつ1歳以上で接種 |
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5種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ) |
1期 初回 |
生後2か月以上7歳6か月未満の間に 20日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回接種 【標準的接種開始時期】 生後2か月以上7か月未満 |
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1期 追加 |
生後2か月以上7歳6か月未満の間に 1歳を過ぎればなるべく早く受けること |
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4種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ) |
1期 初回 |
生後2か月以上7歳6か月未満の間に、 20日以上(標準的には56日まで)の間隔をおいて3回接種 |
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1期 追加 |
生後2か月以上7歳6か月未満の間で、かつ 1期初回終了後6か月以上(標準的には12か月~18か月)の間隔をおいて1回接種 |
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ヒブ 5種混合を接種する人は対象外 |
生後2か月以上5歳未満が対象 【標準的接種開始時期】 生後2か月以上7か月未満
接種開始月齢により接種回数が異なります
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BCG |
生後3か月以上12か月未満の間に1回接種 【標準的な接種期間】 生後5か月から8か月の間 |
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麻しん・風しん混合 1歳になれば、なるべく早く受けること |
1期 |
生後12か月以上24か月未満の間に1回接種 【接種期限は2歳のお誕生日の前日まで】 |
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2期 |
小学校就学前の1年間(4/1~3/31)かつ5歳以上7歳未満の間に1回接種 |
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水痘(みずぼうそう) 1歳になれば、なるべく早く受けること |
生後12か月以上3歳未満に 3か月以上(標準的には6~12か月)の間隔で2回接種 |
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日本脳炎 |
1期 初回 |
生後6か月以上7歳6か月未満の間に6日以上(標準的には28日まで)の間隔をおいて2回接種 【標準的な接種期間】3歳 |
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1期 追加 |
生後6か月以上7歳6か月未満の間で、かつ1期初回終了後6か月以上(標準的にはおおむね1年)の間隔をおいて1回接種 【標準的な接種期間】4歳 |
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2期 |
9歳以上13歳未満の間に1回接種 【標準的な接種期間】小学4年生 |
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【特例対象者】 平成17年(2005年)4月2日から平成19年(2007年)4月1日生まれで、かつ20歳未満の方 詳しくは下記の「日本脳炎予防接種特例対象者の接種スケジュールについて」のページをご覧ください |
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ジフテリア・破傷風混合第2期 |
11歳以上13歳未満の間に1回接種 【標準的な接種期間】小学6年生 |
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子宮頸がん予防(HPV)ワクチン
詳しくは下記の「子宮頸がん予防ワクチンについて」のページをご覧ください。 |
定期
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小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女子を対象に3回接種 ただし、15歳の誕生日前日までにシルガード9の接種を開始した場合は2回接種
対象者:平成21年(2009年)4月2日~平成26年(2014年)4月1日生まれ 【標準的な接種期間】中学1年生 |
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キャッチアップ ≪条件付き期間延長≫ |
対象者:令和4年(2022年)4月~令和7年(2025年)3月31日までに1回以上接種した平成9年(1997年)4月2日~平成21年(2009年)4月1日生まれの女子 【接種期間】令和8年(2026年)3月31日まで |
日本脳炎定期予防接種 特例対象者
平成17年度(2005年度)から平成21年度(2009年度)にかけての日本脳炎の予防接種の積極的勧奨の差し控えにより、接種を受ける機会を逸した方(特例対象者)については、通常の対象年齢以外の年齢でも、定期接種として受けることができます。
子宮頸がん予防ワクチン
(注)対象年齢の数え方
〇歳/〇か月以上 → 〇歳/〇か月の前日からが該当。
〇歳/〇か月未満 → 〇歳/〇か月の前日までが該当。
(例)
9歳以上 9歳の誕生日の前日から該当。
13歳未満 13歳の誕生日の前日までが該当。
任意予防接種
任意予防接種は、効果と安全性が十分に確認されているワクチンですが、予防接種法に規定されていないため、接種費用は全額自己負担となり、健康被害が起こった場合、予防接種法に基づく救済制度とは別の救済制度による対応となります。接種希望の方は、かかりつけ医にご相談ください。
日本小児科学会が推奨している任意予防接種
ワクチン名 | 推奨接種時期 | 費用 |
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おたふくかぜ |
1回目 1歳 2回目 小学校就学前(5~6歳) |
有料 |
不活化ポリオ |
小学校就学前(5~6歳) |
有料 |
3種混合 |
小学校就学前(5~6歳) 小学6年生(11~12歳) ※2種混合(定期接種)の代わり |
有料 |
インフルエンザ | 毎年10~11月頃(13歳未満は4週あけて2回) | 有料 |
各種手続きなど(宝塚市以外で予防接種を受ける場合の手続きを含む)
1 宝塚市以外で予防接種を受ける場合の手続きについて
予防接種を受ける前に手続きが必要です。
2 委任状について
3 長期の療養が必要な病気にかかり、定期予防接種を期間内に受けられなかった場合
特定の疾病により定期予防接種の対象年齢の間に予防接種を受けられなかった場合、申請書に医師による理由書等を添付して健康センターに申請することで、定期予防接種として接種を受けられる制度があります。予防接種を受ける前に手続きが必要です。
手続き等については下記のリンク先ページをご覧ください。
4 医学上の理由により、期間内に受けられなかった場合(宝塚市独自制度)
上記3以外の医学的な理由で、予防接種を受けられなかった場合、かかりつけ医による証明書を添付して市立健康センターに申請し、市が認めた場合は公費負担(無料)で接種することができます。予防接種を受ける前に手続きが必要です。詳しくは健康センターにお問い合わせください。
予防接種の種類 | 接種期間 |
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BCG | 定期予防接種 対象期間終了後 6か月以内 |
麻しん・風しん混合(第1期、第2期) |
予防接種健康被害救済制度
参考
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このページに関するお問い合わせ
健康福祉部 健康推進課(健康センター)
〒665-0827 宝塚市小浜4丁目4番1号
電話:0797-86-0056 ファクス:0797-83-2421
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。