夏の研修を実施しました!
今年の夏は猛暑続きでしたが、先生方は夏の暑さに負けない「熱さ」をもって研修に参加してくださいました。どの研修においても、熱心に講師のお話を聞いたり、積極的に参加したりしてくださいました。
(1)令和6年7月11日に第1回幼稚園保育所合同研修会を実施し、川西市教育委員の治部陽介さんをお招きし、「保育者が安全基地になるために(アタッチメント)について」学びました。保育者として一人一人の子ども理解を深めていくための、アタッチメントの大切さや必要性についての基本的知識と、安全基地の重要性とその具体的な手立てを教えていただきました。参加され先生方からは、子どもの行動自体に目を向けがちだが、行動の裏にある「不安」に今までよりももっと寄り添っていきたいという感想を多くいただきました。
(2) 令和6年7月30日に、就学前施設の先生を対象に「運動遊び」の研修を、千里金蘭大学教育学部教育学科の岸本みさこ先生をお招きし、実施しました。基本的動作の獲得には、日常生活の中での体験が大切なことや、その日常での体験がなければ、複雑な動きの経験の獲得は難しく、生活や遊びの中で意図的な動作の獲得できるようにすることが大切なことを学びました。そして何より、子どもが「やってみたい」「楽しい」という意欲をもてるようにすることが大切なことを学びました。
(3)令和6年8月26日に、第2回幼稚園保育所合同研修会を、NPO法人「絵本で子育て」センター羽石憲子さんをお招きし、絵本で始める性教育について学びました。性教育は伝え辛いものではなく、命について考える、そして自分や他人の身体や心を大切にすることの重要性を伝えるものであることを学びました。タブー視せずに子どもたちがどんなことに興味があるのか、知りたいのかを捉え、正しい知識で満たしていく大切さを伝える一つとして絵本を取り入れていきたいと思いました。
(4)令和6年8月28日に、就学前施設の先生を対象に「絵画表現」についての研修を、大阪芸術大学初等芸術教育学科の佐藤有紀先生をお招きし、実施しました。「描く」ことが絵画活動と捉えがちですが、描く以前に素材を楽しんだり、他の素材を組み合わせて楽しんだりすることも絵画活動の一環であり、素材を楽しむ中で、子ども自身が「どうなるんだろう」と探求心をもって試すことができる環境を準備していくことが大切であることを学びました。
(5)令和6年9月3日に、第1回保幼小中特別支援学校合同研修会を、大阪信愛学院大学教育学部教育学科 齋藤誠一先生をお招きし、「不登校支援について~対応と関係機関の連携について~」学びました。オンラインも併用し、たくさんの先生方にご参加いただきました。不登校支援については、子どもを真ん中にし、保護者と共に、学校の先生だけでなく、様々な関係機関が連携し合って支援していくことが大切なことを学びました。
今後も、本市の抱える教育課題について学べる機会をつくり、一人一人の子どもたちが自分の居場所をみつけ、楽しく充実した日々を過ごせるよう取り組んでいきたいと思います。
このページに関するお問い合わせ
教育委員会 学校教育部 幼児教育センター
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎3階
電話:0797-77-2132
ファクス:0797-71-1891
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。