【開催しました】地球温暖化防止講演会「過去に感謝、さあ地球の未来を知って、いい環境を子どもたちに残そう!」
令和6年11月16日(土曜日)、宝塚ホテルにて、宝塚市制70周年記念事業 地球温暖化防止講演会「過去に感謝、さあ地球の未来を知って、いい環境を子どもたちに残そう!」を開催しました。
表彰式
開会にあたっての山﨑市長からの挨拶
第1部では6月27日から9月2日まで募集した「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」の表彰式を行いました。
「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」は住宅都市である宝塚市において、家庭における省エネの取り組みとして、古い家電製品を見直し、省エネ家電へ買い替えるきっかけとなるよう、夏冬に消費電力量が最も多い家電製品であるエアコンに着目したコンテストです。
まず、協賛企業である生活協同組合コープこうべ様から「脱炭素の取り組みについて」、三菱電機住環境システムズ株式会社様からグランプリ受賞者へ贈呈される三菱電機製エアコン「霧ヶ峰 ℤシリーズ」のご説明をしていただきました。
「宝塚で1番古いエアコン コンテスト」の表彰式では1969年製造(ナショナル)のエアコンでグランプリを受賞した佐藤三郎様、1973年製造(ダイキン)のエアコンで準グランプリを受賞した苅谷正明様に、山﨑市長から表彰状と賞品(目録)が授与されました。
エアコンの進呈にあたっては生活協同組合コープこうべ様からご寄付をいただき、用意させていただきました。
講演会
第2部では長年、お天気キャスターとしてご活躍され「関西の朝の顔」としてお茶の間に定着している気象予報士 正木 明さんを講師にお招きして、天気を切り口とした気候変動問題をテーマに講演いただきました。
冒頭では前日(11/15)に予報した11/16の天気の答え合わせをするという場面があり、いつもテレビで見ている天気予報を直接見ることができた参加者の方々は感激の表情を浮かべておられました。
正木さんからは、まず、気象予報士として、台風の動きや強さのおかしさ、秋の長雨のパターンが従来から変化していること等強く感じており、朝の天気予報でも温暖化指数(温暖化の影響が本日の気温の上昇にどの程度影響しているか)を発表するようにしたとのお話がありました。
気候変動の具体例として、日本では線状降水帯が多発し、世界ではアフリカサヘル地方の干ばつ化、乾燥砂漠地方への豪雨、スペインの洪水等の紹介があり、特に永久凍土の融解により地表に穴が空き、地中から炭素菌・メタンガスが放出されるためにさらなる温暖化を引き起こしているというお話はインパクトがありました。
地球温暖化への対策として「使う電気の契約を再生可能エネルギー由来の電気に切り替えることはリビングにいながらでもできる」とお話しされ、ほかにも、身近な人との間で温暖化を話題にすることが政策を動かす可能性となることについても触れられました。
温暖化に対して対策をしない場合、2100年に産業革命以前と比較して最大4℃温度上昇する可能性があり、今日会場に参加された方の子どもの世代はこれらを経験するため、目先のことだけでなく、未来にいい環境を残さないといけないと強いメッセージを残され、講演会を締めくくられました。
抽選会
最後の抽選会では正木さんのサイン入り宝塚市制70周年記念グッズを会場にお越しの5名の方へ贈呈し、盛況のうちに終了しました。
本事業は脱炭素に先進的に取り組む環境都市としての本市の取り組みをPRするとともに、イベントに参加し、楽しみながら脱炭素化や省エネ化について学び、未来を担う人々が、その後の日常生活においても環境問題について関心を持っていただくことを目的に実施しました。
本事業をきっかけに、一人でも多くの方が地球温暖化問題に関心を持ち、省エネ等の意識を高めていただき、環境に配慮した考え、行動をしていただけると幸いです。
講演会に足を運んでくださった皆様、本事業に関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
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