新病院整備に向けた取組
新病院整備の決定
本院は急性期医療を提供する地域の中核病院として、また、公立病院として採算性の面から民間病院では提供が困難な医療を確保すべき役割を担っています。今後もこれらの役割を発揮しつつ健全経営を続けていくためには、将来の患者需要動向を見据えて、より強化する必要のある診療機能や新たな医療技術等に適切に対応しながら、経営の効率化を図っていく必要があります。
しかし、築40年を経過した施設のままでは、構造上の問題から新たな医療技術等に適切に対応できず、診療の効率化を図ることも困難です。また、老朽化した施設の改修には多額の費用が必要になるとともに、工事期間中の病棟閉鎖等により病院経営や本院を必要とする患者に大きな影響を及ぼすことが見込まれるなど、多くの課題が発生します。
一方、新病院を整備することで、新たな医療設備の導入による診療機能の強化、病室の個室率向上による院内感染防止や病床稼働率の向上、効率的な院内動線の確保による診療体制の構築、業務の自動化によるタスクシフトの推進、建物の省エネルギー化によるランニングコストの低減などを図り、患者サービスの向上と集患効果により病院の健全経営が可能となります。
そのことから、今後も宝塚市に必要な医療を確保するとともに、長期にわたって健全経営を行うことができるよう新病院の整備を行うこととしました。今後、本院が担うべき診療機能、病床規模、整備スケジュール、整備手法等については、令和6(2024)年度に着手した基本計画策定の中で検討していきます。
新病院の整備場所
新病院の整備場所については、複数の候補地について、概算事業費、スケジュール、災害リスク、救急搬送、アクセス・利便性などの観点から比較検討を行った結果、「現在地」に決定しました。
経営強化の取組
経営強化プランに沿った経営強化策を実行し、健全経営と新病院整備費用の確保に向けた取組を進めていきます。
経営強化プランの策定(令和5(2023)年度末)
令和5(2023)年度末に市と市立病院が策定した「経営強化プラン」については、以下のページをご覧ください。
宝塚市立病院が目指す病院像の策定(令和4(2022)年6月)
令和4(2022)年6月に市と市立病院が策定した「宝塚市立病院が目指す病院像」については、以下のページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
宝塚市立病院 経営統括部
〒665-0827 宝塚市小浜4丁目5番1号
電話:0797-87-1161 ファクス:0797-87-5624
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。