令和5年4月1日市長メッセージ「広報たからづか令和5年4月号の発行にあたって」

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ID番号 1050611 更新日  2023年3月29日

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市民の皆さまへ

 

桜の花が青空を桃色に染める季節になりました。みなさま、春の風を感じておられますか? 新年度を迎え、人生の新しいステージに進まれた方は希望を胸に心新たにされていると思います。宝塚市のスローガンは「わたしの舞台はたからづか」です。みなさまがそれぞれの舞台で活躍されることを期待します。

 宝塚市は、3月24日に、芸術文化観光専門職大学と包括連携協定を締結しました。学長は宝塚市の政策アドバイザーの平田オリザ氏です。平田オリザ氏は、劇作家・演出家で、大学ではコミュニケーションや演劇について講義をされています。平田オリザ氏の活動の中で、教育分野として演劇的手法を用いた授業があります。宝塚市ではこれを「自己表現力向上事業」として、取り組んできました。私は、この授業の説明を聞き、宝塚市の子どもたちに「生きる力」を付けるために効果的であると考え、昨年度から市内全小学校で実施しています。

 先日、良元小学校6年生で実施されたこの授業を視察してきました。今月号の広報たからづかでこの授業を特集していますので、どんな風に実施しているかについては、ぜひ特集をご覧ください。この授業の中で、子どもたちは互いに認め合い、尊重し合い、協力し合い、自由に一つのシナリオを創り上げていました。強く印象に残ったエピソードがあります。あるチームの子どもたち返し最後に「どんだけ俺ら仲いいねん! 」と言い、みんなで笑う。私は、このシナリオに込められた子どもたちの思いは「いつまでもみんなで仲良くしていたい」ではないかと感じました。自由なシナリオには、子どもたちのメッセージがたくさん込められています。普段から、私たちが子どもたちのメッセージにどれだけ気付くか、それが大切だと思っています。

 私が市長に就任してから、前職(弁護士)の強みを活かし、スクールロイヤー(学校現場の問題に関わる弁護士)制度を創設しました。学校現場はスクールロイヤーの支援を受けながら、子どもたちのメッセージ、特にSOSに気付く力を着実に養ってきています。

 今後も、子どもたちのメッセージを敏感に受け止め、子どもたちの「生きる力」を培っていくような事業を推進していきます。

このページに関するお問い合わせ

企画経営部 広報課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎4階
電話:0797-77-2002 ファクス:0797-74-6903
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