令和6年11月1日市長メッセージ「広報たからづか令和6年11月号の発行にあたって」
市民の皆さまへ
秋風が心地よい季節になりました。皆さま、宝塚の秋を楽しんでいらっしゃいますでしょうか?
宝塚市には、宝塚市立看護専門学校があります。4月に入学して半年間学んだ看護学生たちは、11月より病院実習を行います。実際に患者さんに接するにあたり、人の命を扱うという神聖な行為に向き合うことの決意をする「戴帽式」という儀式があります。ナイチンゲールが暗い夜も患者さんのためにろうそくを灯して看護したことから、戴帽式は幻想的なろうそくの明かりのもと、一人一人の看護学生に白いナースキャップを被せていきます。ナイチンゲールから受け取る灯りは「看護の光・看護の心の光」とされ、看護学生たちは、この儀式によって、看護の道へ進む自覚と誇りを深め、職業意識を高め、責任の重さを自覚します。私は、毎年、この戴帽式に出席し、看護学生たちの人を支えたい、助けたいという強い思いを受け止めてきました。
宝塚市は、市民の皆さまがこのまちで、十分な医療を受けることができるよう、宝塚市立病院を核に、地域医療連携を進めています。戴帽式で出会った看護学生も、いつか皆さんの隣りでナイチンゲールのように微笑む日が来るかもしれません。誰もが安心して暮らすことができるまちを目指して、着実に取り組みを進めてまいります。
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