vol.31 お宝人インタビュー 三浦璃来さん(2022年6月号)
お宝人(たからびと)インタビュー
~フィギュアスケート選手 三浦璃来さん~
今回は、世界で大活躍されている宝塚市出身のフィギュアスケート選手 三浦 璃来さんに取材しました♪
三浦選手は、5歳のときにスケートを始め、2015年からはペアで活動されています。2019年よりペアを組まれた木原 龍一選手とは、今年(2022年)2月に開催された北京オリンピックでペア日本勢初となる7位入賞を果たし、団体戦ではフィギュアスケート団体日本勢初のメダルを獲得されるなど、輝かしい成績を収められました。
フィギュアスケートについて
阪上 まずは北京オリンピックでの7位入賞、団体戦3位、そして世界フィギュアスケート選手権2位など数々の快挙!本当におめでとうございます。
三浦 ありがとうございます。
阪上 オリンピックではたくさんの自己ベストを更新されていましたが、記録を伸ばすためにどのような取り組みを行ったのですか。
三浦 今シーズンは「過去の成績を少しでも上回る」ということが私たちのペアとしての目標だったので、目標に押しつぶされないよう、前向きな気持ちで練習に臨むようにしていました。
阪上 スケートの技術の向上だけでなく、精神面も強く保つことが結果につながったのですね。演技中は軽やかに滑られていますが、緊張されないのですか。
三浦 とても緊張します。今シーズンは6,7回試合があったのですが、毎回心臓がバクバクでした。
阪上 そうなんですか。オリンピックのときも緊張されていたんですね。
三浦 オリンピックは4年に1度しかないとても大きな大会なので、普段の試合より緊張しました。
阪上 緊張をほぐすために何かされたりするのでしょうか。
三浦 私はペアで演技をするので、試合の前も1人ではないんです。なので、演技の直前には、相方の木原選手に「いつもと変わらないよ」と毎回声かけをしてもらっています。
阪上 チームとして乗り越えられているんですね。ペアならではの楽しさや難しさはどのようなところでしょうか。
三浦 2人のタイミングのずれやコンディションの違いという部分が、ペア演技では1番難しいところだと感じます。自分のコンディションだけで調整できないので。ただ、その難しさを2人で乗り越えたときは、喜びも2倍になります。相方とその喜びを分かち合えるのは、ペアにしかない楽しさだと思います。
阪上 練習から心が1つになっているからこそ、素晴らしい演技ができるんですね。
多忙な三浦選手ですが、シーズンオフの期間中は地元・宝塚でゆっくり過ごされる時間もあるとのこと。
「三浦選手」ではなく「三浦璃来さん」ご自身のことについてもお尋ねしました。
ご自身のことについて
阪上 今ハマっていることはありますか。
三浦 化粧品集めです。半年間(シーズン中)カナダにいて、その間に欲しい化粧品をメモしていました。自分へのご褒美として、先日家族と買いに行ってきました。
阪上 お買い物以外で、お休みの日にされていることはありますか。
三浦 シーズンオフで日本にいるときは、友人と遊んだりしてリフレッシュしています。今行きたいと思っているのはアスレチックです。
阪上 シーズン中は海外にいらっしゃることが多いということで、英語を話されることが多いと思うのですが、どのように学ばれたのですか。
三浦 実は英語があまり得意ではないんです。勉強しようと思っても途中でやめてしまうので、今はたどたどしい英語でコミュニケーションをとっています… 私の練習拠点はカナダのトロントにあるのですが、皆さん優しく、私の英語を聞き取ろうとしてくださり、環境に恵まれていると感じます。
阪上 そうなんですね。中学生の頃に初めてカナダに行かれたとお伺いしましたが、小中学生時代はどのように過ごされていましたか。
三浦 当時はスケート中心の生活で、学校の行事などにはほとんど参加できませんでした。そんな中でも、1つ思い出に残っているのは、カナダにわたる最後の登校日に私のための卒業式を開いてくれたことです。卒業式の日と試合の日程が重なってしまい、出席できないと思っていたので、とても嬉しかったです。
阪上 素敵な思い出ですね。
宝塚市でお気に入りの場所
阪上 私たち観光大使は、手塚治虫先生のマンガ「リボンの騎士」の主人公・サファイアをイメージしており、サファイアは市内にある手塚治虫記念館に住んでいます。
三浦 手塚治虫記念館には行ったことがありますよ。館の入り口付近にあるキャラクターの手形に手を合わせて写真を撮りました!
阪上 お気に入りのキャラクターはいますか。
三浦 「リボンの騎士」のサファイアがとてもかわいいので、お気に入りです!記念館の中のライブラリーで、また読んでみたいです。
阪上 他に宝塚市でお気に入りの場所はありますか。
三浦 宝塚駅ですね。
阪上 周りにはたくさんお店があって、にぎやかで華やかな雰囲気ですよね。
三浦 遠征への出発時や帰省時に必ず通る場所で、幼少期から見慣れた景色にホッと心が落ち着きます。
阪上 その他にも宝塚市でたくさんの思い出やお気に入りの場所があると思いますが、三浦選手にとって「宝塚市」はどんな場所ですか。
三浦 宝塚市は私が生まれ育ってきたまちなので、1番落ち着く場所です。
今後の目標について、「4年後に開催されるオリンピックのペア本戦でメダルをとりたい」と笑顔で語られた三浦選手。これからも大きな夢へ向かって走り続ける三浦選手を応援しています!
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