vol.48 若者にも大人気!多彩なお店が並ぶ参道をのんびり散策しよう♪

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ID番号 1058324 更新日  2024年12月19日

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今回は“荒神さん”として親しまれている清荒神清澄寺の門前町、「清荒神参道商店街」をご紹介します。

阪急清荒神駅からお寺まで緩やかな坂道が約1.2km続いており、その両側に多彩なお店が軒を連ねています。昔ながらのお店はもちろん、オシャレな雑貨屋やカフェなども立ち並び、今若者にも大人気の参道です!

 

清荒神参道商店街を散策しました♪

今回、商店街を支える清荒神参道商店会の会長、板野茂樹さんに商店街をご案内いただきました。

参道風景

まず最初にご案内いただいたのが、「casimasi」さんです。本やハーブティー、靴下や生活雑貨など、女性に人気な商品をセレクトしたお洒落な雑貨屋さんです。実際にお客さんの9割は女性とのこと。とても暖かそうで色も豊富な靴下など季節の商品や、沖縄から取り寄せているパッションフルーツのフレーバーバターなど珍しい商品も取り扱われています。興味深い商品ばかりで、見ているだけでわくわくしました!

casimasiさん

casimasi

2軒目は「Before Dark」さんを訪問しました。ここはオリジナルデザインのハンドメイド革製品を制作、販売されています。店内には、なんと工房もあり、制作風景を見学することもできます。お店に入るとふわっと革製品のいい香りが漂い、壁にはカバンや財布、ペンケース、時計など革製品の商品がずらっと並んでいます。また、好きな革の色に変更するなど、セミオーダーもできるそう。きっとお気に入りの一品が見つかります。

before darkさん

before dark

3軒目は「竹林堂」さん。炭酸せんべいやかたやきせんべいなどを販売されています。今年で創業52年目だそうで、地元の方からも愛され続けているお店です。店頭に並ぶおせんべいをどこか懐かしさを感じ、つい買って帰りたくなりますね♪

竹林堂

4軒目は「三宝堂」さん。こちらのお店は創業約70年と、歴史あるお店です。四国のゆずを使った無添加の最中がおすすめとのことで、試食させていただきました!最中と聞くと、あんこをイメージしますが、こちらのお店はゆずを使用されています。甘さ控えめで、とっても食べやすかったです!

ゆずもなか

最後の5軒目は「手織り工房memo」さん。ここでは手織りの体験教室を実施されています。難しそう…と思いますが意外と簡単な動作で、カバンや洋服など、何でも作れるのだそう。店内には手織りの商品が販売されていたり、壁一面に糸が並ぶ映えスポットもありました♪

織物

織物さん

どのお店の方々も笑顔で私たちを迎え入れてくださいました。また、常連のお客さんと和気あいあいとお話される様子を多く目にし、地元民にも愛されている商店街の温もりを感じました!

参道は昔ながらの歴史あるお店ばかり…といった印象を持っている方が多いと思います。しかし、ここは多彩で個性豊かなお店が立ち並んでいます!ぜひ清荒神参道商店街ならではの魅力を体感してみてください♪

清荒神参道商店会 会長 板野茂樹さんへインタビューしました!

さて、散策の後は板野さんにインタビューをさせていただきました!板野さんは清荒神参道商店会の会長でありながら、参道にある「シチニア食堂」の店主でもあります。

取材

Q.清荒神参道商店会さんはどんな活動をされていますか?

 主な活動はイベントの考案、道路点検などです。年末年始は一番お客さんが多い時期なので、いい参道を見せれるよう、特に掲示板や看板に誤りがないかチェックしたりしています。

Q.地元の方と絆を深めるために意識していらっしゃることはありますか?

  できるだけ参道を歩いて通り、「こんにちは」と挨拶を交わすことを心がけています。また、お店にお客さんとしてお邪魔し、スタッフさんと会話するように意識しています。

Q.参道を歩いてみて、出会う方皆さまがとても温かい方たちばかりだと思ったのですが、それはなぜだと思いますか?

 商売をしている方たちなので、来てくれた人には優しくするというのが当たり前というのはありますが、ここは普通の商店ではなく、清荒神という神様に見守られながら商売をしている環境なので、それもあってみんな優しいのだと思います。お隣・ご近所で助け合いながら生活しています。

Q.板野さんの思う清荒神参道商店街の魅力は何ですか?

 約1.2kmの長い参道を歩いて、お店をゆっくり見ながらお参りできることが魅力だと思います。長いけど、そこがおすすめポイントです。

Q.コロナ禍を経て、商店街はどのように変わりましたか?

 コロナ禍は本当に厳しい状況でしたが、テイクアウトに強いお店がほとんどだったので、商品をお客様に持って帰っていただく、という参道のお店らしい商売で乗り越えました。コロナ禍を経て、近所のお店が元気にやってるかな、と以前よりもさらにコミュニケーションをとるようになったと思います。

Q.若い世代や観光客を呼び寄せるためにしたことは何ですか?

 ちょうどコロナ禍に、複数店、空き店舗に新しいお店が入ってきて、そのお店がSNS強いお店だったので、自然と若い人たちに清荒神参道商店街を知ってもらえました。

Q.新しいお店が増えることでお客様の層は変わりましたか?

 はい。変わりました。昔は、お寺にお参りするついでに、参道でお買い物をするというのが基本でしたが、新しいお店が増えるにつれて、そのお店に行くために参道に来る、というように、目的が変わったと思います。お店の方がお客さんに対して、「せっかくここまで来たからお寺さんにもお参りしてくださいね。」と声をかけています。

Q.商店会の会長を引き受けた理由は何ですか?

 3年前、新しいお店が入ってくる中でコロナ禍となり、みんながこのままじゃいけない、と感じていました。新しいお店も混ぜながらみんなで協力していくには板野さんしか会長はできない、と推薦していただきました。

Q.会長をやっていてやりがいを感じる時はいつですか?

 昔からお店をやっている人と、新しくお店を始めた人が、仲良く喋っている風景を見ると、「やってよかったな」と思います。

Q.今まで人気のイベントはどんなものですか?

「参道三昧」というイベントは人気でした。県と市の助成金を使って行ったイベントで、参道で買い物をすると実質20%還元される、といった内容でした。この時はお客さんでとても賑わい、お店の方が「忙しい」と言っているのがとても嬉しかったです。

Q.板野さんにとっての商店街とは?

 参拝客の方々が楽しんでもらえるようなものが商店街だとは思いますが、これからはこの地域に住んでいる人たちの生活の何かを潤すようなことができる商店街になればいいなと思っています。商店街に行ったらなんでも買える、ご飯も食べられる、楽しい!といったように、生活の中に商店街が入ってくれれば嬉しいと思います。

Q.これからの目標は何ですか?

 空き店舗にどんどんお店を入れていきたいです。それと、商売をしているといつかは閉める時が来るのですが、そのタイミングで誰かに継ぐ、「継業」を進めていきたいです。家族だけではなく、第3者が継いでいけるようなシステムがとれたらいいなと考えています。

 

 

3ショット
左から山口サファイア、板野さん、中川サファイア

第12期サファイア 最後のお宝さんぽ

いつも「観光大使サファイアのお宝さんぽ」をご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、私たち第12期が担当する最後のお宝さんぽでした。

私たちは、2024年2月から1年間活動し、計4回お宝さんぽの取材をさせていただきました!皆さまが「行ってみたい!」「おもしろい!」と思っていただけるスポットがあれば嬉しいです!

 

2025年2月からは、新たに第13期が活動を開始いたします。

期が変わっても観光大使サファイアは皆さまへ宝塚市の魅力あふれる情報をたくさんお届けしてまいりますので、応援よろしくお願いいたします!

1年間、ありがとうございました!

 

第12期
左:山口サファイア 右:中川サファイア

このページに関するお問い合わせ

産業文化部 観光にぎわい課
〒665-8665 宝塚市東洋町1番1号 本庁舎3階
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